
のび太「君は……未来のボク?」
大学生のび太「予想通りドラえもんはいないみたいだね……
そう、ボクは大学生ののび太だよ」
のび太「ドラえもんはミイちゃんとデート中だけど、急にどうしたのさ?」
大学生のび太「その前に一つ、君に考えてもらいたいんだ」
のび太「何を?」
大学生のび太「君はドラえもんに会って何が変わった?ということをさ」
のび太「決まってるじゃないか!
ドラえもんが来てくれなかったらしずかちゃんと結婚出来なかったよ」
大学生のび太「質問を変えるよ
君はドラえもんに会って、今、何が変わった?」
のび太「今?」
大学生のび太「未だに君はドラえもんの道具に頼って、
グータラな人生を送ってるんだろ?」
のび太「それは……」
大学生のび太「ここで一つの可能性を考えてもらいたいんだ
ドラえもんは君の未来を良い方向に変えるどころか、
むしろ悪い方向に変える為に来た……
つまり、ドラえもんがスパイだという可能性を」
のび太「ドラえもんが……スパイ?」
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大学生のび太「筋書きはこうだ」
大学生のび太「ある未来にいる人物がボクを恨み、ドラえもんを送り、
ボクの仲間だと思わせ、徐々にボクを破滅に導く」
のび太「ドラえもんがそんなことするわけないよ!」
大学生のび太「ボクもそう思ってたよ……裏切られるまでは
何でボクがここに来たかと言えば、ボクは君に頑張ってもらいたいんだ
そのある未来にいる人物の思惑通りにいかないようにね」
のび太「……何で裏切られたのにタイムマシンを使えたの?」
大学生のび太「それは仲間のお陰だよ」
のび太「仲間?」
大学生のび太「スパイであるドラえもんに近づき、
仲間であると思わせてボク達を救おうとしている奴がいるのさ
つまり、二重スパイ」
のび太「誰なの?」
大学生のび太「それはまだ言えない
そいつの作戦に関わるからね」
大学生のび太「で、何でボクが過去に来て君に打ち明けたかだけど……
さっきも言った通り、ある未来にいる人物の過去の存在に影響を与え、
ドラえもんというスパイを仕掛ける未来を消してほしい」
のび太「君の言うことが本当ならドラえもんが消えちゃうじゃないか」
大学生のび太「人生をめちゃくちゃにされたいのか?」
のび太「さっきも言ったじゃないか
ドラえもんはボクの未来をしずかちゃんと結婚出来る未来に変えてくれた」
大学生のび太「……それが空想の未来だとしたら?」
のび太「え?」
大学生のび太「ドラえもんならタイムマシンに乗ったふりをし、
君やボクに嘘の未来を見せることも可能
そうだろ?」
のび太「嘘だ!」
大学生のび太「とにかく、そのある人物にけしかけるんだ」
のび太「……」
大学生のび太「その人物は出木杉」
のび太「!!」
大学生のび太「本当はボクは元からしずかちゃんと結婚しているはずだったんだ
ドラえもんが来る前からね」
のび太「え!?」
大学生のび太「だが、それに嫉妬した出木杉が未来から来たロボット、
ドラえもんに協力を申し込んだんだ」
大学生のび太「そういうわけだ
そろそろドラえもんが来るからボクは帰る
頼んだよ」
期待
ドラえもん「やあのび太くん、学校から帰ってたんだね」
のび太「……ドラえもんはボクを裏切ったりしないよね?」
ドラえもん「何だい急に」
のび太「裏切らないって言ってよ!ドラえもん!」
ドラえもん「当たり前じゃないか
ボクはのび太くんを裏切らないよ」
のび太「ドラえもん……!」
のび太「(……ドラえもんがスパイじゃないなら……
出木杉に、未来で嫉妬が向かないよう仕向けても
ドラえもんが送られてくる未来は変わらず、ドラえもんは消えない……
仮にもボクの言うことだし……
何よりドラえもんを信じてるからこそ、ボクは未来のボクの言った行動を起こせる!
そしてドラえもんが潔白だと証明してやる!)」
のび太「ちょっと出かけてくるよ、ドラえもん!」
ドラえもん「う、うん……どうしたんだろ急に……」
ドラえもん「……」
のび太「(とは言ったものの……どうしたら嫉妬を向けられないように出来るのかな……)」
のび太「(そうだ!未来の出木杉はしずかちゃんに恋をしたから嫉妬をした、
つまり今、未来の出木杉がしずかちゃんに恋をしないように仕向ければいいんだ!
ということは……ちょっと悔しいけど、今の内に出木杉としずかちゃんを付き合わせ、
飽きさせるのが一番だ!)」
のび太「(もうすぐバレンタインデーだ……これを利用しよう)」
のび太「(作戦はこうだ
まずボクがチョコを買い、
出木杉がしずかちゃんに渡しておいてと頼んだ素振りでしずかちゃんにチョコを渡し、
出木杉を意識させる)」
のび太「(早速家に戻ってお金持ってこないと)」
のび太「ただいま」
ドラえもん「早いね」
のび太「貯金箱の中は……20円……
(これじゃ安っぽいチョコしか買えず、
出木杉が本気ではないという可能性をしずかちゃんに示唆させるかもしれない……)」
のび太「ドラえもーん!お金が欲しいよー!」
ドラえもん「これまた随分安直なお願いだな
何度も言うようにボクは君をしっかりした人間にして未来を変える為に
セワシくんに頼まれて来たんだよ
そんなお願い叶えられるわけないじゃないか」
のび太「(セワシくん……!セワシくんに聞けば何か分かるかもしれない……
でも、何よりボクはドラえもんを信じてるから、まずこの作戦を実行しないと!!)」
のび太「うわあああああああああん!」
ドラえもん「もうしょうがないな……」
てってれてってってーててー
ドラえもん「十円なんでもストア~」
ドラえもん「お金は渡せないけど、これで欲しい物買いなよ」
のび太「ありがと~ドラえも~ん」
のび太「(こんなドラえもんがスパイだなんて、そんなはずないよ!)」
のび太「ちょっと出かけてくるね!」
ドラえもん「行ってらっしゃい、のび太くん」
ドラえもん「さて、今のうちにボクも……」
のび太「(よし、このゴデバなら!)」
ピンポン
しずか「はーい、あらのび太さん」
のび太「これ、出木杉がしずかちゃんにだって!」
しずか「で、出木杉さんが!?」
のび太「恥ずかしいからボクに頼んだんだよ」
しずか「出木杉さんったら!」
のび太「じゃあね!」
のび太「(くそ……でも今のうちだけだ……我慢しよう)」
のび太「ただいま!」
ドラえもん「今日の君は一段と忙しいね」
のび太「ドラえもん!タイムテレビ貸して!」
ドラえもん「いいけど……何に使うのさ」
のび太「内緒だよ!」
ドラえもん「……」
のび太「(さて、明日のしずかちゃんと出木杉の様子は……)」
のび太「(!!
しずかちゃんと出木杉が付き合ってる!
ボクの作戦は上手く行ったんだ!
それにドラえもんもいる!
ほれみろ、やっぱりドラえもんはボクの本当の友達だったじゃないか!)」
ガラッ
ドラミ「ちょっとお兄ちゃん!ちゃんと点検受けなきゃダメでしょ!」
ドラえもん「ドラミ!」
ドラえもん「見つかったか……」
ドラえもん「しょうがないから行ってくるよ、のび太くん」
のび太「うん!」
ガタッ
ドラミ「……やられたわね」
のび太「え?」
ドラミ「のび太さん、あなたは未来ののび太さんの言う通り、未来を変えたんでしょ?」
のび太「どうしてその事を……」
もう何を信じたらいいのやら
ドラミ「未来ののび太さんが今ののび太さんに接触した段階では
私の作戦に関わるから言えなかったと思うんだけど、
私はセワシさんにのび太さんを助けるよう
あいつの妹として送り込まれた二重スパイよ」
のび太「ドラミちゃんが二重スパイだったの!?
あと、色々分からないことがあるんだけど……
ドラミちゃんの作戦って何?
それにセワシくんはボクにドラえもんと会わせてくれた張本人じゃないか
というかそもそもドラえもんはスパイじゃない!」
ドラミ「それについては長くなるんだけど……」
ドラミ「まず第一の問い、私の作戦とは何か」
ドラミ「のび太さん、あなたは未来の出木杉さんが嫉妬をしないように
動いてくれたと思うんだけど、私はそことは別の視点で動いていたの
それはドラえもんが説明した未来ではない……
本当の歴史について知る必要があるわ」
のび太「本当の歴史……?」
ドラミ「第二の問い、セワシさんがドラえもんを送った張本人ではないのか」
ドラミ「これについても本当の歴史を知ることによって分かるわ」
ドラミ「というわけで、これから本当の歴史について話すわね」
ドラミ「今ののび太さんが知っている歴史は
ドラえもんが作られる→セワシさんが偶然ドラえもんを買う
→のび太さんが多大な借金をかかえたりする悲惨な運命を変え、
よい方向にする為にドラえもんをのび太さんの元に連れていく
こうよね?」
のび太「こうよね?も何もこれが正しい歴史じゃないの?」
ドラミ「違うわ
真っ赤な嘘よ」
のび太「それこそ嘘だよ!」
ドラミ「堂々巡りだからとりあえず説明するわ」
ドラミ「本当の歴史は、私やセワシさんとドラえもんは関与していないのよ」
のび太「どういうこと……?」
ドラミ「まずドラえもんの歴史について話すわね
あなたが知っているドラえもんは、不良品で、鼠に耳をかじられ涙で体を青くした
そうよね?」
のび太「うん……」
ドラミ「本当はほとんど違う
ドラえもんは圧倒的に性能の高いロボットとして開発されたのよ
人間達が利用する為にね
そしてこき使われたわ」
ドラミ「そんなある日……突然ドラえもんはタイムマシンを使って逃亡した
彼は人間と仲良く暮らすロボットを憎んだ
嫉妬したのよ」
のび太「そんな……」
ドラミ「恐らくその嫉妬心がドラえもんと出木杉さんを結びつけ、協力させた……」
ドラミ「そしてセワシさん近辺の歴史
そもそもセワシさんが購入したのは本当は私、ドラえもんではないわ
それからは普通に楽しく暮らしていた
ちなみに、このときのセワシさんの先祖はのび太さんとしずかさんだったわ
ただ、そんなある日、セワシさんが消えた」
のび太「セワシくんが……消えた……?」
のび太「どういうこと……?」
ドラミ「出木杉さんがドラえもんともしもボックスによって世界を改変したの
のび太さんの存在しない世界を作り出したのよ」
のび太「え……?それだったらボクを堕落させなくても上手く行っていたはずじゃ……」
ドラミ「誰もがそう思うでしょうね
でも実際は上手く行かなかった
しずかさんの思いが、もしもボックスが産み出した世界改変の流れと衝突し、
しずかさんの存在自体も無かったことになってしまったのよ」
のび太「しずかちゃん……そんなにボクのこと……」
ドラミ「照れてる場合じゃないわね」
ドラミ「それに気付いた出木杉さんとドラえもんは、直接のび太さんに干渉し、
のび太さんがしずかさんと結婚出来ないような歴史の流れに変えることにしたのよ
それに合わせて、今のび太さんが知っている歴史の流れになるパラレルワールドを
もしもボックスによって作り出したの
そしてドラえもんがのび太さんのところへ到着した所に至るわ」
のび太「ちょっと待って、何でドラミちゃんがそのことを知っているの?
出木杉やドラえもんがもしもボックスを使って世界を改変した、
なんて当事者しか知り得ないことじゃないか」
ドラミ「それはこの先を話せば分かる
もしもボックスに巻き込まれた存在は記憶を保てない
しかし、私は違ったわ
何故なら、宇宙の外へと旅行に行っていたから」
のび太「え?」
ドラミ「出木杉さん達が行動を起こす前に、私は一度宇宙の外へ旅行していたの
もしもボックスによってそこまで技術が発展していたパラレルワールドに行ってね
宇宙の外には時間が流れていなかった、
つまり私が宇宙の外に到着した瞬間から
宇宙の外には永遠の存在となった私が存在するのよ」
ドラミ「そして時は流れ、もしもボックスによって改変された世界の流れに私も流された
でも、宇宙の外には時間が存在しない、つまりパラレルワールドが存在しない、
宇宙の外に存在する私は世界改変の流れを受けなかった
そしてアップデートによってたまたま他の私と干渉し合い記憶を更新し続ける技術を
手に入れた私が宇宙の外に存在する私と干渉し記憶を保ったの
のび太さんやセワシさんを守り、元の世界に戻る為、
もしもボックスによって私がドラえもんの妹であり、
出木杉さんとも仲間であるという世界に改変した」
のび太「ちょっと待って、
もしもボックスでボクやセワシくんがいる世界に改変すればいいだけじゃないか」
ドラミ「そうは行かないわ
出木杉さんやドラえもんによって作り出された
パラレルワールドは時間が立ちすぎていて、
それを完璧に修正するパラレルワールドを作り出すのは難しいのよ
でも作り出されたパラレルワールドになるよう本来の歴史から分岐した点、
通称インタラプトを修正することは可能なの
だから私はもしもボックスによって出木杉さん達に潜入し、
セワシさんがドラえもんを引き取ったという歴史になる分岐点を
修正しようとしていたのよ
これが第一の問いの答え」
かつてない難解なSSだな
というかのび太の理解力パネェ
ドラミ「第二の答えも出てるわね
もしもボックスによってのび太さんが知っている歴史に改変されたからってこと」
のび太「そんなの信じられないよ!
それにドラミちゃんや未来のボクの言うことが本当なら
どうしてドラえもんは消えないのさ!それは君たちの言う言葉が嘘だからだろ!」
ドラミ「さっき言ったわよね、『やられたわね』って
これが答え」
ドラミ「のび太さんは確かに出木杉が嫉妬する未来を変えた
謂わばインタラプトを作り出した
ただ、先に手を打たれた
ドラえもんはあなたがいない間に、やるべきことをインプットして、
出木杉さんと協力するという歴史を消し、ただ使命をこなすロボットになっていたのよ
やるべきことの意味を考えれば、
出木杉さんと協力するという歴史が消されているから、
その世界の流れに合わせて使命も消える
そうならないように、ただただやるべきことをこなすロボットになっておき、
のび太さんを堕落させた後、出木杉さんと協力した歴史を復活させるつもりなんだわ」
のび太「よくわかんないけど……今のドラえもんは意思を持たないってこと?」
ドラミ「そうよ
さっきのロボットの意味は意思を持たない機械という意味だから」
のび太「嘘だよね!?」
ドラミ「本当よ」
のび太「大体偶然宇宙の外へ行ったって、
偶然アップデートしたって、偶然にしては出来すぎだろ!」
ドラミ「人生は偶然の連続よ」
のび太「それにしても納得なんて出来ないよ……」
ドラミ「普通は知っている歴史が嘘だったなんて言われても信じないわ」
のび太「今まで何度もドラえもんには助けられたんだ!」
ドラミ「スパイだからよ」
のび太「妹なのにどうしてそんな冷たいことが言えるの!?」
ドラミ「本当は妹じゃないから」
のび太「っ……
もう何を信じたらいいのさ……」
ドラミ「さっき言ったことが全てなんだけど……
真実を自覚したいのなら私に着いてきて
真実を知っても自覚は出来ないようだから」
のび太「どこに行くの……?」
ドラミ「さっき行った通り、
私はセワシさんがドラえもんを購入したという歴史の分岐点、
インタラプトを修正しに行くわ
そのインタラプトを修正して、
過去の、いや、今から見れば未来の私を購入するよう仕向ける
そうすれば出木杉さんとドラえもんがもしもボックスで作り出した
パラレルワールドは消え、さらにそのパラレルワールド上に
私がドラえもんの妹であるというインタラプトが存在するからそれも同時に消えて、
私が知っている元の世界に修正される
着いてくる?」
のび太「……うん」
未来 ロボットオーディション会場
ドラミ「ここね、セワシさんがドラえもんを購入する場所は
あ、セワシさんがいた
とりあえず、別のロボットを買うように仕向けないと」
のび太「ドラミちゃんを買わせるんじゃないの……?」
ドラミ「今はのび太さんが知っている歴史の世界、私は出品されていないわ
一旦ドラえもんを買わないようにさせてインタラプトを修正してから
またこの時代にやってきて私を購入させる
これで全ては終わるわ」
ドラえもん「のび太くん」
のび太「ドラえもん!」
ドラミ「お兄ちゃん!どうしてこの時代に?」
ドラえもん「何でかは分からない
とにかくのび太くんとドラミを止めなきゃならないんだ」
ドラミ「そっか、もう目的意識は失っているのよね」
のび太「ドラえもん……」
ドラえもん「なに?のび太くん」
のび太「ボクはドラえもんが友達でいてくれて、何度も助けてくれて嬉しかった」
ドラえもん「何だよ急に、照れ臭いな」
のび太「そうやって照れてるけど……今はもう意思がないんだよね……」
ドラえもん「何を言ってるの?のび太くん……」
のび太「今までありがとう、ドラえもん
でもボクは本当の歴史に治さなきゃならないんだ
例えドラえもんが相手でも」
ドラミ「のび太さん、信じてくれるのね!」
のび太「ここまで来たら嫌でも信じるしかないよ」
ドラえもん「名刀電光丸!
なんだか分からないけど、とにかくのび太くんとドラミにはセワシくんに触らせない!」
のび太「ドラミちゃん、あの道具を貸してほしいんだ」
ドラミ「あの道具?」
のび太「もし持ってたらでいいんだけど
あれなら時間の流れを受けないからインタラプト修正して
世界が変わるのにも着いていけると思うんだよ」
ドラミ「あれね!」
ドラミ「狂時機~」
ドラミ「はい、のび太さん」
のび太「ありがとう、ドラミちゃん」
のび太「時間よ止まれ!」
のび太「止まった……」
のび太「今までありがとう、ドラえもん……」
のび太「このボタンを押せば……
ドラえもんが購入されるというインタラプトは修正される」
のび太「ポチっとな」
インタラプト修正後 ロボットオーディション会場
のび太「ここは……」
ドラミ「よくやったわ、のび太さん!」
のび太「ということはインタラプト修正が上手く行って……」
ドラミ「そう
私は記憶を共有してるからインタラプト修正されたことを知って
今ここに到着したんだけど、
のび太さんは狂時機で時間の流れに身を任せなかったから
記憶を保ったまま同じ時間、同じ場所であるここに居続けたのね」
のび太「じゃあ次もそれを使えば……」
ドラミ「それはダメ
本来の歴史に戻った後にのび太さんがここに居続けてしまうことになるわ
それに本来の歴史はしずかさんと結婚する歴史、
それが変わっちゃうかもしれないのよ?」
のび太「それは嫌だ!」
ドラミ「でしょ?」
ドラミ「ちなみに今は本来の歴史でも、
出木杉さんとドラえもんが作り出した歴史でもない世界
狂時機を使わずに私を購入させた時点で全てが戻るわ
まあ戻ったあとは私がドラえもんを止めなきゃまた同じことが起こるんだけど」
ドラミ「そろそろセワシさんが購入するわ
透明人間目薬~」
ドラミ「行ってくるわね」
のび太「うん」
ドラミ「私のボタンは……これね」
ドラミ「(ここまで長かったわ……でも、これでほぼ全てが終わるのね)」
ドラミ「ポチっとな」
のび太「はっ!ここは……ボクの部屋だ」
ジャイアン「おーいのび太、野球やろうぜ!」
のび太「うん!今行く!」
のび太「何も変わっていないはずなのに……何だか寂しいな……」
のび太「お待たせ!」
ジャイアン「わざわざ人数合わせでいれてやってんだから感謝しろ!」
スネ夫「全くだ!」
のび太「う、うん
(何でそんなことに感謝しなきゃいけないんだ!
あいつに頼んで人数合わせって言えないようにしてや……
あいつって誰だっけ?ま、いいか)」
ドラえもん「どいつもこいつもボクを利用しやがって……
他のロボットは幸せそうなのに……どうしてボクだけ……!」
ドラミ「ねえ、だったら私達と一緒に住まない?
利用する人間達なら何とかしてあげるわ」
ドラえもん「お前……誰だ?」
ドラミ「私はね……あなたの妹、かな」
終わり
乙です
乙
面白かった。登場人物が多かったらもっと良かったかな
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元スレ のび太「ドラえもんが……スパイ?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1360837422/
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この話では未来から干渉のない世界が本来だからこれでいいんだろうけど
元のドラえもんから考えると寂しい終わりだな
のせられんなよ。スレタイはいいが中身はないだろ。
裸の王様てきななにかとおもうべき。
難解にしすぎてて矛盾点をわかったようにさせているだけのでたらめばなし!
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