シンジ「アスカは600万って言ってたから
多分父さんがわざとそうしたんだろうな。」

シンジ「さて、こんな大金中学生には毒だよ。
でも返そうにも父さんは国家なんとかなんとか罪で処刑されちゃったし、
何故か父さんの保険金も処刑されたにも関わらず満額支払われたし。」
シンジ「この世はいったいどうなってるんだろうね」

シンジ「とりあえず資産運用できる信頼できる大人に相談しよう」

シンジ「大人っていってもミサトさん、リツコさん、メガネの人、ロン毛の人、
マヤさん、えぇと、皆資産運用とか縁なさそうだな」

シンジ「かといって、銀行に相談しに行っても中学生ごとき、
いい鴨にしか見られないだろうし。」

シンジ「とりあえず、少し贅沢でもしてみよう。」

プルル

プルル

シンジ「ええと、はい、ええ、シーフードミックスピザラージサイズ、
エビトッピング多めで、おねがいします。え？２枚目が半額？
いゃ、ひとりで食べるんで食べきれないからいいです。

はい、おねがいします。」

シンジ「ミサトさんに、アスカにどっちも家事を一切しない人だったから
無駄に家事スキルがあがったよ。ミサトさんにああ言った手前
ピザだとかのジャンクフードのデリバリーとか頼みづらかったけど、
これからはいくらでもっ好きなだけたべれるなぁ」

シンジ「洗い物もしなくていいし、こんな贅沢なかなかできないよ」

ピンポーン

シンジ「はい、あぁ、はい、」

シンジ「1958円ですね、はい、2058円です。
あっおつりはいいです、はい」

シンジ「とうとう、久しぶりのピザだ、
誰にも邪魔されずＬサイズをひとりでたべれる！」

シンジ「まずは、父さんと母さんの仏壇に手を合わせなきゃ」

チーン

シンジ「父さん、母さん、ピザ頂きます。」

ムシャムシャ

もしゃもしゃ

シンジ「おいしい！」

ムシャムシャ

ゲップー

シンジ「困った、半分くらいでお腹いっぱいになってきた」

シンジ「でも、久しぶりの贅沢なんだから、
残すのはもったいないし。」

シンジ「誰かと一緒に食べればよかった。」

シンジ「そうだ！今度は皆でパーティーしよう！平和記念って事で。」

シンジ「お金はいっぱいあるんだから、僕主催で！」

シンジ「でも、誰を招待しよう。」

シンジ「まず、トウジ、ケンスケ、アスカ、綾波だろ」

シンジ「ネルフの人たちは皆ネルフ解体したら転勤しちゃったし。
しょうがないよね、あの人たちもともとは国家公務員らしいから。」

シンジ「結局クラスメイトたちか、いつもとかわんないや」

シンジ「さて、お腹も膨れた事だし、掃除でもしようかな。」

シンジ「前にいたミサトさんのマンションよりは小さいけど、
元パイロットということで、厳重なセキュリティーのマンションだから
一人暮らし用ではないんだよね。けっこうホコリもたまりやすいし」

シンジ「そうだ！これを期に掃除機と冷蔵庫買い換えよっと。」

シンジ「そうと決まれば価格コムみて、レビューみて考えよう！」

シンジ「さぁ忙しくなってきたぞ。」

シンジ「まず、掃除機だ、なになに、ええと、今の売れ筋はええと、
やっぱりこのタイプかぁ、けど、6万もするの！ミサトさんちで使ってたのは
あの時僕のおこずかいで買った8千円のやつだったから、その10倍くらいホコリをすいとるの？」

シンジ「そんなわけないよね。あのロボットみたいに自動で掃除してくれるタイプはっと、、、、
えぇ！これもいいやつで7万くらい！安くても4万くらい。」

シンジ「うわぁ、僕意外と世間を知らなかったよ、
掃除機の価格がこんなに高く、二極化もしていたなんて！」

シンジ「でも、今使ってる掃除機もまだ使えてるし、
8千円もしたんだし、なにより、三人で暮らしていた時の思い出の品物だから、
使えるうちは使いたいよね。掃除機は次の機会でいいか」

シンジ「さて、つぎは冷蔵庫。
スーパーの特売とかあったとき、ついつい買いすぎちゃうから、
やっぱりいっぱい入るのがいいよね。
何よりアスカああ見えていっぱい食べるし。うん、そうしよう。」

シンジ「って、今僕は一人暮らしじゃないか、

もう、ミサトさんも、アスカもいないんだって。」

シンジ「となると、冷蔵庫も」

シンジ「いまので充分って事だね」

シンジ「結局、何にも買えないじゃないか！」

シンジ「テレビも大きいのがもとからあったし、レコーダーもついてる。
家電は特に変えなくても問題ないし。」

シンジ「あぁ、もう、どうしたらいいんだよ！このお金！おかしいだろ！
そもそも中学生に50億と父さんの保険金3億って！」

シンジ「そもそも、同じ銀行に53億も入ってること自体おかしいよ。
リスクを分散しなきゃ！平和になったとはいえ、まだ、世界は混乱している。
銀行だっていつ潰れてもおかしくない。」

シンジ「特に、ネルフのメインバンクだった、『箱根銀行』まず、ネーミングからして潰れるよ！」

シンジ「そしてネルフが解体されて国連に組み込まれ、
本部がなくなってからこの第三新東京市はその役目を終え、第二新東京市に再遷都の真っ最中。
もう、この土地に資産価値はないよ！」

シンジ「第三新東京市の遷都計画で温泉街もほとんど無くなってしまったし、
ここに残ったのは将来的に廃墟確定の兵装ビル群。」

シンジ「ここの産業は壊滅だ。本気で資産の移動を考えないと。
殆どパァになっちゃうよ」

シンジ「かといって、何度も言うけど中学生が50億の預金を移動したいって、
銀行に言っても無駄だろうからなぁ」

ピロロ

ピロロ

着信--アスカ--

シンジ「もしもし、あぁ、アスカ。うん、まぁうん、上手くやってるよ、うん、へぇ」

2時間後

シンジ「ふぅ相変わらず、アスカは長電話なんだから、
自分が宿題終わったからって僕都合も考えないで毎日電話してくるんだもの。」

シンジ「しかも内容ときたら、今日クラスのナントカさんとこんな話したとか、
こう遊んだとか。僕も同じクラスなんだから大体分かるよ！」

シンジ「まったく、アスカが何考えてるかわかんないよ」

シンジ「もう、おかげで、今日はこんな時間、
はやく僕も宿題して寝なきゃ。あと、明日の準備してと。」

シンジ「明日の朝用にいまからお米研いでおかないと。」

シンジ「あと、今日夕飯つくってないから夕飯の残りを弁当に詰められないから
少し早起きして朝ご飯とお弁当作らないと。
作らなかったらアスカすごい怒るだろうからな」

シンジ「結局、お金の事も何も解決してないし、
ピザ買っただけだった。」

シンジ「あしたこそ、パーティの計画立てよう。
ケンスケとトウジに話してみよう。ちょっとした小金があるからみんなでパーティーでもしようって」

シンジ「まさか50億もあると悟らせないといけないから、
あんまり豪華なパーティーはしないけど、日本の美味しい名産を取り寄せくらいはできるよって言ってみよう。」

シンジ「綾波も来てくれるかな、、、」

シンジ「ｽｩ｡｡｡」

行き当たりばったりで書いてみました。

今日はこれで寝ます。

おつきあいしてくれた人ありがとうございます