そろそろ結婚することになっている彼女がいたが、
マンネリぎみだった。

そんな中、会社にいる派遣社員の女と
仲良くなり遊ぶようになった。

会社では俺は彼女はいないことにしていたから、
派遣社員の女は俺と付き合いたくて
よく遊ぶようになった。

彼女と結婚するまでに
あと一年はあるから
まぁ、適当に遊んでポイするか。

これがまずかった。

>>5
遊びのつもりが本気になってしまった。

夜中、ムラムラした時にラインすると
一人暮らしをしている俺のうちに喜んでヌきにきてくれた。

>>9
そうだ。

派遣の女がもうこんな関係は嫌だと言い出した。
どうやら口には出していなかったが、
俺に本命の彼女がいることを
薄々気づいたようだった。
ムラムラしたから抜いてもらおうと
家に呼んだ時に長い髪を見つけたり
俺の車に口紅があったのを
見かけたらしくて
もう気づいてるっぽかった。
さすがにそこまで馬鹿じゃないか。

派遣の女はこんな関係嫌だから
もう会わないことにすると言い出した。
俺は何故か逆ギレして、分かった、そう思うなら
そうしたらいいよ。さよなら、と言った。

俺は内心、あれっ、うまく別れられたぞ。
と、思った。

彼女と結婚をいつするのか話が
出るようになってきた。

彼女の両親に挨拶をして、
式の日程を決めて、などなど。

彼女の両親に結婚したいと言うと
彼女の親父さんは最初は怖そうな顔をしていたが、
俺の真剣な熱意(うわべだけ)を聞いて
涙を流して結婚を許してくれた。

俺も涙を流して幸せにします！と言った。

結婚式は一年後にすることになった。

俺はまだ会社にそのことを言わなかった。
ぶっちゃけ俺はあまり考えてるものごとをしない人で、
まぁ、直前に言えばいいやってなんとなく思った。

それに今、結婚することになりましたなんて言ったら
派遣の女があれ？お前つい最近まで私と付き合ってたよね？
ってバレてしまうからそれはまずいと思った。

なぜ一年後に結婚式を予定したのか
それには訳があった。

派遣の女が会社からいなくなるからだ。
派遣期間満了まであと一年。

いなくなってから、実は結婚することになりました！
と、会社に言えばいいだろうと俺は考えた。

偶然思い付いたことであったが、
我ながら素晴らしいストーリーであると思った。

黙って何にもしなけりゃ
派遣女がいなくなって、
俺は彼女と結婚することになる。

派遣女があとでそのことを知ろうと
もう部外者だから、俺が会社で気まずくなることもない。

完璧だった。

会社の飲み会の帰り道、
派遣女が俺の近くに座ることがあった。

派遣女と他の人の会話が聞こえてきた。
どうやら彼氏が出来たらしい。

俺はくやしくなった。
俺の女が取られたような気持ちが芽生えてしまった。

飲み会の帰り道に派遣女から
俺に話しかけてきた。

帰り道一緒だから途中まで一緒に帰ろうと。

俺は、彼氏出来たんだね、良かった。と言った。
派遣女は、うん。といいながら、どこか寂しそうだった。

俺は酔っていて、ムラムラしていて、
やっぱりまだ派遣女がどこか忘れられなかった。

派遣女の手をひっぱりホテルに行こうと
冗談で行ってみると、簡単についてきた。

結婚式まであと一年、
どうにかなるだろ。

もう知らん。

半年くらい前に適当に別れよう。
別れられるか？

まぁ、なんとかなるだろ。

いままでがそういう行き当たりばったりの
行き方でうまくいっていたし、
今回もうまくいく、そう思った。

派遣の女とは会社帰りに一緒に帰るようになった。
いつしか派遣女は俺のうちによく遊びに来るようになった。
もう普通の彼女だった。
彼氏とはいつの間にか別れていた。

いつしか彼女と会うのが面倒になっていた。
結婚式の式場を決めようと
土日の下見をお願いされるのが本当に嫌になっていた。
めんどくさかった。

結婚式まで半年。

ここにきて、彼女と喧嘩することが増えた。
彼女も俺のそんな態度が嫌になったんだろう。

俺は思った。
結婚するの、辞めるなら今しかない。

思い立ったら即行動。
ずるずるひっぱる時間もない。
彼女に別れようと話をした。

彼女は声を出して泣いた。
浮気もなんとなく分かっていたと。

携帯を覗き見たこともあったらしい。

別れるのは一晩泣かれはしたものの、
彼女もそれ以上は粘るようなことはなかった。

人生がめちゃくちゃにはなってしまったが、
俺はなぜか清々しい思いだった。

好きな人と一緒になれる、と。

彼女とは5年くらい付き合っていたが、
俺が好きで付き合っているというよりも
彼女が俺を好きで、俺は仕方なく付き合っていた面もあった。

ここからが、問題だった。

さて、派遣の女と結婚はいいが、
俺の両親にはどうすりゃいい。
友達にはどう紹介したらいい。
結婚式の自己紹介でなんていやいいんだよ。と。

時系列がおかしくなってしまう、と。

派遣女とは一年くらい前から
付き合っている状態だったわけだし、
まさか結婚式で、おいおい、
あいつ、いつから二股かけていたんだよって
話になってしまう。

俺は本当に悩んだ。

派遣女には付き合おうと言って、
相手も晴れて彼女になれたと喜んではいるが
これは全ての人につじつまをあわせるのは
不可能だと悟った。

俺はこんなことで悩むのが本当に嫌だった。

そこでだした結論は、
もうこの派遣女とも別れて
人生やり直そう、ということ。

>>44
めっちゃすっきりした。

派遣女に、やっぱり別れようと話をした。
派遣女は泣いたが、思ったより泣かなかった。
やっぱりあなたはそういう人なんだね。
人生めちゃくちゃにされたよ。
とポツリと言われた。
俺は、ごめん、と言った。

やっぱ浮気すると駄目だわ。

色々と辻褄が合わんと思った。

みんな、浮気は駄目だわ。やめといた方がいい。
結婚絡むと色々と辻褄合わせが大変だわ。

周りが絡むからね

～fin～

>>51
そうかもな。

ま、今は皆さんのおかげもあって
幸せな家庭築いてるんで、
結果オーライなんだけどね。

皆さんには迷惑かけました。
本当にすみません、って感じです。