小学4年生か5年生だった
俺たちはいつもの様に集まって馬鹿みたいに遊んでた
ケイドロ、鬼ごっこ、かくれんぼ、缶蹴りとかオーソドックスな遊びでも俺たちは馬鹿みたいに楽しんで笑っていた
しかしそんな遊びも段々とマンネリしてくるものだ
そんなある時一人の馬鹿が言った名前はK君
「つまんないからさ、タッチされた所を脱ぐ鬼ごっこをしない?」
これがO西君の悲劇の幕開けだった
どう見ても大西君
シンパーイないさぁぁぁぁ
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間違いなく下半身タッチだな
鬼ごっこ系で唯一鬼の方がいい遊びだな
俺たち馬鹿共は大きく首を縦に振った
お前天才だな!!!!
流石だわ~
やろうぜやろうぜwwwwww
このハイテンションな空気の中でその恐怖の鬼ごっこは始まった
参加者は全員で5人
最初の鬼は俺だった
この鬼ごっこを行なった時の季節は冬
みんな厚着をしていたのでそれなりに白熱した鬼ごっこだった
しかし最初はみんな遠慮してか上半身ばかり狙っていた
しかしK君だけは下半身ばかりを追跡してくるバーサーカーだった
しかも決まって
鬼に狙われるのは
プライバシーに関係するから名前はイニシャルで行くけど
O西君ばかりだった
このO西君は俺たちの中のグループではいじられるキャラだった
遊びで作ったラー油とかワサビとかファンタを入れた特製ジュースを飲まされたのもO西君だし
体育の時間で集中的にズボンを降ろされるのもO西君の役割だったのさ
それでこの鬼ごっこをしようとした時もそのO西君だけは断固拒否していた
もう俺たちの目的はO西君をすっぽんぽんにする事だけだった
案の定、鬼になった奴は全員O西君を追い回していた
あまりにも狙われすぎてO西君はタンクトップだけになってしまい
流石にこれはつまんないし、ルール変更をしようとK君が切り出した
K「みんなO西だけ狙ってるしもうO西以外全員鬼で良くね?」
俺たちは大賛成した
O西君は愕然とした顔をしていた
K「じゃ決まりな」
O西君「ねえちょっと待ってよそれズルいよ!!」
K「だってみんなO西ばっかり狙ってるし…」
O西君「なんでみんな俺だけ狙うの!?」
他三人「だってO西君面白いんだもん…」
結局 鬼4人vsO西君 という形で鬼ごっこを再開した
それ鬼ごっこちゃう!本物の鬼や!
鬼畜だな
O西君可哀相すぎる
しかしこれではO西君はすぐすっぽんぽんになってしまって面白くないから
逃げていい範囲を俺達が遊んでいた公園がある3丁目全域にした
これなら白熱したスーパー鬼ごっこになるだろう
俺達は胸をときめかせながら
O西君に
8秒間逃げる時間を与えた
何故8秒かというとK君いわく三丁目全域に逃げられると
居場所が分からなくなるかららしい
改めてK君凄いなあと感じた
O西君は必死に逃げていった
K「逃げて良い範囲は三丁目全部ね!!」
O西君「なんだ… それならいいよ…」
K「じゃ、8秒数えるから逃げろ!!」
O西君「えっちょっ短っ!!!!うわあああああ!!!!」
O西君の叫び声がまだ耳に残っている
K「ごおー!!ろーくぅ!!しーちぃ!!」
K君「いくぞおおおおおお」
他三人「まてえええええええ」
鬼畜ごっこが始まった
俺達はすぐに大西君を見つけた
しかし大西君は意外と逃げ足が速く手こずった
しかしK君はもっと足が速かったのですぐに大西君に追いついて
タッチしまくって居た
一応ルールとしては
タッチされた所をその場で脱いでタッチした者に渡し、8秒間逃げる時間を与えられるというものだった
俺達がK君に必死な思いで追いついた時、すでにジャンパーとセーターを持っていた
K「今あいつTシャツで逃げてるぜwww」
俺達は先回りし、大西君を囲いこむような形で追いまわした
途中で大西君は泣きながら逃げていた
もう大西君に逃げ場は無くタンクトップまで脱がされ
ズボンだけは勘弁してくださいと懇願してきたが容赦無くズボンにタッチをした
大西秀典「本当にズボンは辞めて!!」
俺「それは~」
K君「できな~い」
俺「ご~め~ん」
もちろんその場で脱がせた
真冬の住宅街でブリーフだけで立たせるのは流石に可哀想だったので
俺達4人で大西秀典を囲み公園まで誘導した
そこでK君が言った
K「滑り台に登って踊るポンポコリンを踊ったら服は返してあげるよ!!」
大西秀典「ええ……」
大西秀典「わかったよ……」
勇ましい足どりで大西秀典は滑り台に向かった
>>51
フルネームじゃねーか
フルネームだしやがった……!
フルネームかよwwww
とうとうフルネームかwwwww
踊るチ○ポコリン
参考動画
靴とブリーフという格好で大西秀典は滑り台に登った
大西秀典「ねええ…さむいよ…」
K「大丈夫だ!!お前ならなんでもできる!!俺が保証する!!」
大西秀典「……いくよ!!!!」
K「ちなみにフルコーラスな!!!!」
子供ながらにK君は酷いなあって思った
俺達は手拍子を始めた
大西秀典「なんでもかんでもみんな踊りを踊っているよ……」
大西秀典「おーなべの中からボワっと」
俺達「ボワっと!!!!」
大西秀典「イーンチキおじさん登場……」
大西秀典「いーつだって忘れなーいエージソンは偉い人~」
大西秀典「そーんなーの~常識~」
K「逃げろおおおおおお!!!!」
俺達はその場を走り去った
!?
何故逃げたwww
これはひどい
これはもしかして、トラックに轢かれるパターンじゃね?
>>79
ねーよwww
>>84
そうだよね、さすがにないよね
今思うと相当な酷い事をした
大西秀典「待てやああああああああ!!!!」
俺達はブリーフと靴だけで鬼の形相で追いかけてくる大西秀典から必死で逃げた
大西秀典はクラスで3番目くらいに速かったので物凄いスピードで距離を詰めてくるのに恐怖した
逃げてる途中で1人が転んでしまい大西秀典の餌食になってしまった
餌食になったのはN君だった
そのN君が大西秀典の餌食になっているのを
大通りを挟んだ向こう側から傍観してい
俺達「Nー!!!!!大丈夫かー!!!?」
N「うわあああああ!!!!ごめんなさい!!ごめんなさい!!」
ブリーフと靴だけの大西秀典に殴られまくってるN君を見て俺達は恐怖を覚えた
K「やべえ……大西怖え……服返そうかな……」
とK君も弱音を吐いていた
大西秀典の視線がこちら側に向いた
それはまさしく鬼そのものだった
大西秀典「うわあああああああああ!!!!!」
俺達「ぎゃあああああ!!!!」
大西覚醒!
まさに鬼ごっこだなwww
俺達は恐怖のあまり動けず迫ってくる大西秀典を見てる事しかできなかった
大西秀典「うわあああああ!!!!」
ドゴリュ
大西秀典が俺達の視界から
消えた
俺達「……………」
俺達「あれ?………」
俺「大西君が消えたぞ」
K「やった!!俺達の勝利だ!!」
俺達はすぐさま様子を見に行った
K「やった!!俺達の勝利だ!!」
勝利wwwwww
何考えてんだwww
そこには
曲がっては行けない方向に曲がった大西秀典とトラックとおっさんがたたずんでいた
衝撃的な光景だった
K君は顔が真っ青になっていた
大西ィ!今何キロ?
>>147
ドボォ
>>147
ドゴリュ
なんだこれ怖い
俺達はすぐさま曲がってはいけない方向に曲がった大西秀典の元に走った
大西秀典「うわあああ……痛いよおお……」
俺「うっ!……」
大西秀典の足はタイヤに巻き込まれたのかグニャグニャになっていた
K「うわあああ…ごめんね大西君ごめんね?……ひっぐひぐ」
K君が泣き始めた
トラックのおっさんが俺達に聞いてきた
おっさん「今救急車よんだから!!なんでこの子はブリーフだけなんだ!?」
俺は何故だか吹き出してしまった
人間笑ってはいけない状況が一番ヤバいんだと俺は学んだ
靴とブリーフしか装備してない小学生が路上で体を不自然な方向に曲げて倒れてる
>>163 これは笑うぞ。シュールすぎて
>人間笑ってはいけない状況が一番ヤバいんだと俺は学んだ
これは同意だな
おっさんけっこう余裕あるなwww
すぐさま救急車が来た
一応俺達も乗った
大西秀典はうなされていた
救急車の中のひとも聞いて来た
救急「なんでこの子はブリーフだけなんだい?」
俺はたまらずまた吹き出してしまった
しかも止まらず爆笑してしまった
俺「んー?wwwくっくっくはははひゃひゃひゃひゃwwwwwwうぇwww」
おっさんが怒鳴り声で
おっさん「笑い事じゃないんだ!!!!!」
ビビって笑うの辞めた
そりゃ笑いごとじゃねえわなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
これが鬼ごっこか
いちいちブリーフっていうなよwww
大西「心肺ないさーー!!!」
>>194
やるじゃん
ガキってのは残酷非道だな。
おっさん「なんでこの子はブリーフだけなんだ!?君の友達だろう?」
K「ひっぐ……実はぁ…タッチしたところをぉ…脱ぐぅ…ひっく…鬼ごっこしててぇぇ…」
K「逃げてたらぁ……大西君が曲がったああああ……」
こんなK君は初めてみたし俺は改めて事の重大さを理解した
何故だか涙がこみ上げてきた
笑い事ではない
もしかしたら大西秀典が死んでしまうと思うと
俺は泣き出しそうになった
病院につきしばらくしてたら大西君の母親が来て
俺達は事情を説明した
色々あって説教され後々に俺達の親も来て
俺はキツイ一発をもらった
俺達がしていた事はイジメなんだなと痛感した
大西君は緊急治療室に入って手術を受けたらしい
俺達はその日帰った
そしてお見舞いに行った
大西君が病室に居た
大西君「何?」
俺「いや……その……ごめん……」
大西君「酷いよ」
俺「うん……」
K「ごめん……」
大西君「………」
K「本当にごめん……!!」
大西君「しょうがないよ……だけど酷いよ……」
K「ごめん…調子に乗りすぎた…」
大西君「……もういいよ……」
俺達はつい病室の外に出ていってしまった
犯してしまった重大な罪とその重さに屈して
俺達はイジメをしていたんだと
気づいた
おせーよwwww
後日見舞いに行ったんだ
それから大西君は1ヶ月学校に来なかった
それから俺達は大西君と疎遠になってしまった
話しかけるのも気まずくて向こうからも来ない
そんなモヤモヤを残しながら俺達は小学校を卒業した
みんなイジメいくない
ちなみに大西秀典君は中学に入って厨二の病を患ってしまいました
>>253
kwsk
>>265
oh~…
そういやN君はどうした
N君は無事でした
O西には感情が無いのか
そうなっちゃったみたいです
大西君の足はどうなったんだよ
普通に全力疾走できるくらいまで回復してた
だから厨二kwsk
中学では俺とKと他2人と大西は一緒だった
しかも同じクラスだった
だけどあの怪奇踊るポンポコリン事件で疎遠になってしまい
話しかける事もないし向こうからも来なかった
スポーツ大好きだった大西君はガリ勉に転身
成績も良くて常に周りを見下していて
そんな発言も多かった
そんなある日休み時間でワイワイ喋っていたら大西が俺達の元にきて
大西「感情を持っている君たちは可哀想だね…くだらない奴ばっか」
こう言い放った
こう見下していたが三年生の時の成績は見るも無惨な結果でどこの高校行ったかは誰も知らない
めでたしめでたし
VIPでフルネーム晒すのはイジメじゃないのか?
>>269
いつから本名だと錯覚していた?
初鬼ゴッコ…ども…
俺みたいな小4で曲がってはいけない方向に曲がってる腐れ野郎、他に、いますかっていねーか、はは
今日の鬼ゴッコでの会話
タッチした所の服脱がそう とか 下の服脱がそう とか
ま、それが普通ですわな
かたや俺は三丁目の大通りでトラックを見て、呟くんすわ
it'a odoru ponpokorin.曲がってる?それ、誉め言葉ね。
好きな音楽 踊るポンポコリン
軽蔑する人間 K君(悪ノリ行為はNO)
なんつってる間に10時っすよ(笑) あ~あ、病院内規則の辛いとこね、これ
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コメント一覧 (9)
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- 2021/08/19 15:43
-
創作やん
赤僕のパクリやろ -
bipblog
がしました
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- 2021/08/19 15:43
- こんなのがイジメ扱いならもう子供は何も遊べないや
-
bipblog
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- 2021/08/19 15:49
- 普通に胸糞なんだが
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bipblog
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- 2021/08/19 17:47
- 医者になってるね!(笑)
-
bipblog
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-
- 2021/08/19 18:05
- 別に10年前だろうが創作だろうが面白ければ良いや
-
bipblog
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