スペック
業界歴10年前後
いまの立場は監督 ときどき演出
なんでも答えるよ
さすがに時間が悪すぎるか
たずさわった、アニメは何?
>>3
本当のことを言うためにボカさしてくれい
仕事したことある会社は大手だとA-1とか
子供向けはほとんどやってなくて、基本は深夜アニメやってきた感じ
>>5
ほえぇ
それなら監督って何やるの?声優のアテレコでOK出すとか出来たアニメーション見て、ここはこう直そうとか指導したり…?
>>7
関わってるスタッフが多いんだけど、全員好き勝手に作業したら滅茶苦茶になってしまっていつまでも完成しないので
各スタッフに「ああしろ、こうしろ」と指示を出して、上がってきたものを見てOKかNGかを判断するっていうことを繰り返すのが監督の本来の仕事
最初にシナリオ会議ってのがあって、そこでシナリオライターが作ってきたものにダメ出ししたり
そのあと演出打ちってのがあって、どういうカメラワークにするかとかどういう演技にするかとかを担当者に指示したり
作画面でも、どういう風なデザインにするかとか、どういう服装にするかとか
色合いはどうするかとか、エフェクトはどうするかとか、とにかくありとあらゆることを専任のスタッフに対して指示を出して
成果物に対して意図通りかチェックする
たとえば、夕方のシーンがシナリオに書かれてたとして
そのシーンがどのくらい夕方なのか、17時なのか18時なのか19時なのか……
夕焼けは赤い?紫?オレンジ?
そこに居る登場人物の服装は?持ち物は?夕陽の当たっている部分の色は? じゃあ日陰の色は?
天気は?季節は?…etc
一瞬のシーンでも膨大に決めなきゃいけないことがあって、それが全てかみ合って始めて良いシーンにできる
それを演出、作画、色彩、美術(背景)、撮影、音響の各セクション担当者に、どういうものを目指すのか
説明を尽くして、作業サンプルを出してもらってそれに対してもフィードバックする
という行為をひたすら地道に積み重ねていく
もちろん、>>7が言ってるみたいに、声優の演技へのOKかNGかも判定する、
最終的にできた完成映像に対しても直しを指示することはある
ただ、最初に出した発注指示が適切ならNGも出にくくなるので、そここそが監督の腕の見せ所になるね
>>8
監督はやっぱめちゃくちゃ大変なんだな…いつもお疲れ様
色々な面での指示ともなるとなんでもこなせるオールラウンダーみたいな人が監督になるのかな…
アニメは一昔前のしか見てないから最近のは知らないけどこれからもがんばよ!
人気アニメとかで声優さんのイベントに監督がゲスト?みたいに出てきたりとかしてたけど今もそうなのかな
でも自分で指示したりと苦労して作り上げられた作品が人気になったりすると嬉しいだろうな…
アニオタがここの伏線回収シーン鳥肌とかネットで言ってるのみたら俺なら「うおおそこわかってもらえたかー!」とか興奮しそうだ
>>9
木っ端の監督に日が当たることはあんまないな
俺はイベント登壇とかはしたことない
アニメ雑誌のインタビューとかコメントとかがせいぜい
監督の名前で客が呼べるほど売れてきたら違うんだろうけどね、そこまで上り詰めるのは大変
仕掛けた伏線や演出がわかってもらえるともちろん興奮するんだけど
逆になんでわかってくれないんだって思うこともあるw
今更すぎて恥ずかしくて聞けないんだけどアニメ観てると監督によって絵が変わるのはなぜ?作画担当が変わるの?
でも叩かれるのは監督だしなぜなのか不思議だった
>>4
絵は監督が描いてるわけじゃなくて
キャラクターデザインて役職の人の絵なので
その人が交代すれば絵柄も変わる
1作品の中だけでも、作画に関わるアニメーターは100人以上いるので
誰が担当したかによって当然出来は変わってくる
ゴールデンタイムのアニメって今あるの?テレビ捨ててから10年以上だからよく分からないんだけど…
とりあえず邪神ちゃんは楽しみである
>>6
ほぼ無くなった。ゼロじゃないけど。
理由はいくつかあって
ゴールデンタイムは年寄が見る時間で、若い世代や子供はその時間家に居なくなってしまったってのがひとつ
あとはどうせ見る人は録画や配信で見るから、無理して競争率高い枠で流す必要が無いとか
昔なら夕方やってたような子供向けは、土日の朝にやるパターンが増えたね
しかしいつも深夜というか明け方というかそんな時間にレスしてるの見るとほんと大変なんだなって心配になるわ…
>>10
昼寝てるだけ
今日もいま起きた
アニメ業界は夜型人間多いのと定時って概念が存在してないとこが多いから
打ち合わせとかも夕方以降に組まれることが多いからね
新人1年目こそ何時に来いって言われるけど
2~3年目あたりからはいつ来ていつ帰るかも本人の自由になる(スタジオによる)
スタジオも14時15時くらいから人が増えて
てっぺんくらいから帰り始めるみたいなとこ多い
もちろんみんな打ち合わせや会議が入ってたらその時間には出社するんだけど
そうでもなけりゃ好きな時間に来て好きな時間に返ってる
普通の社会とは全然違う風習で面白いよ
ためになるのになぜレスあまりないのだろう
監督って会社の社員なの?それとも独立してるというか個人事業主的な感じなのかな
となるとアニメ一本いくらとかそんな報酬制度みたいなやつかしら
でも一本いくらとは言えども1クールだけでも3ヶ月分ぐらいあるだろうしどうなってるんだろ
1話いくらとかならドラえもんとかの長寿アニメの監督になれば一生安泰だろうな…
>>13
一部例外はあるけど、ほとんどの監督はフリーランスだね
監督料金だけど、1作品当たりいくらって感じで、500万円~1000万円らいとかそんなん
作品や監督の格によっても違うけど。
それをスポーツ選手の年棒を月払いにしてるみたいな感じで、毎月分割で払ってもらうような感じ
アニメは放送されてるのは3か月でも、実際は1年以上前から制作してて、2~3年かかることも珍しくないので
月々にもらってるのは平均すれば30~40万くらい
アニメのスタッフは監督に限らずほとんど全員フリーランスで、スタジオの社員ってのはほとんどいないんですよ
作品ごとにバラバラ。
>>13
スタジオってただの箱で
作品を制作するのが決まったら、在野のフリーランスたちを招集して作品のためのドリームチームを編成するのが一般的
野球やサッカーの日本代表みたいに、いろんなところで活躍してる選手を作品に合わせてアテンドする
なので作品制作が終わったらチーム解散、また新しい作品のところに散っていく、というのが繰り返されてるイメージ
(もちろん例外はあるけど)
そういう業界なので、あんまり社員化は進んでないね
あと、労働者側からしても
スポーツ選手と同じで、有力なスタープレイヤーは一瞬で報酬が跳ね上がるので
優秀な人ほど社員になるのを嫌がるんだよね
正社員はそんな簡単に給料増減できないから。
その結果、社員枠みたいなのがあったとしても、能力的に微妙な人や、
出世欲の無い人ばかりがその枠に収まってしまうとかの問題がある。
仮に社員から優秀なスタッフを育てても、圧倒的にフリーランスになったほうが年棒が良いとなればみんな出て行ってしまうからね。
京アニが京都、P.A.Worksが富山、ufotableが徳島にそれぞれスタジオがあるのは
若手のうちに社員にしたスタッフを、いわば地方に監禁・洗脳して、フリーランスになって独立するのを阻止するためなんですよ。
一定の成果を上げてる方法だけど、個人的には、
人材の流動性や業界全体の成長の面から言うと、それはそれでどうかと思ってる。
>>15でも言ったんだけど、参加するスタッフ、監督だけじゃなくキャラクターデザインとか作画監督とか諸々
どういうチームが編成されるかって、その時たまたま集めることができた人たちってだけで
当初の予定期間が終わったら解散しちゃうんだよね
だから同じスタジオで作ったとしても同じメンツを集められるとは限らないし
スタジオ側が次の予定があれば、途中で作品から手を引いてしまうこともある
そうして現場スタッフが交代してしまえば、前と同じものにはならない
特に絵柄なんてのは何が正解ってのが無いので、
スタッフが変われば目指すものが変わっちゃうんだよ
もちろんファンから支持されている絵柄とかを維持しようと努力してる作品もあるけどね。
それでも、放送されてるアニメが、いまその形になっていることそのものが偶然・奇跡の産物なんだよ
だから好みの作品があったら、その奇跡との出会いを大切にしてほしい
新しい話数はもう見なくていいから、好きだったころの話数を何度も何度も見てくれればいい
いちど違うものになってしまったアニメは、もうファンが望もうと戻ることはないんだ
めちゃくちゃ詳しくありがとう
起点はどこなの?監督が最初に「あっこの漫画面白いなアニメ化させてもらお」とかなって原作者に話を持ちかける…?
いやでもそうなると肝心の監督料金を誰が払うんだってなるし…京アニみたいな会社の人が「あっこの作品あの監督にアニメ化してもらったらうけそうだな」ってなって監督に交渉してそこから監督がメンツ集め…?
数年前からってことは今何か世間には公表してないけどこんなんをアニメ化しようと動いてるぜ!!みたいなのもあるんだろうな
さすがにそういう情報は言えないだろうけどね
しかし1作品500~1000万って凄そうに見えて労力考えたら安いのかしら
5分アニメとかならもっと安いのかな
>>16
原作側と制作スタジオの間に、「メーカー」と呼ばれる出資会社が挟まる
ここのプロデューサーが、原作や企画を選定・交渉して許諾を得ると同時に、
制作スタジオも探してきて、そこに制作を依頼する。
なので、企画の起点はこの「メーカー」ということになる。
ちなみに「メーカー」のことを「”製”作会社」と言うこともあって、
その場合スタジオ側は「”制”作会社」という。衣が付くかつかないかで大きく意味が違う。
京アニ作品でもそうで、KADOKAWAや松竹、ABCといった「メーカー」がお金の上流に居て、
そこがGOサインを出してはじめて現場レベルの制作会社がチーム編成を始めるという流れ。
監督ほかスタッフたちを集めるのはスタジオ側のプロデューサーの仕事。
スタジオにもプロデューサーが居て、別名「アニメーションプロデューサー」「ラインプロデューサー」とかって名前でクレジットされてるんだけど、
この人はメーカーのプロデューサーと違って現場側の人間を集めるのが仕事。
前に言ったように、アニメ制作は年単位で時間がかかるので、
お金さえ出せばどこのスタジオでもやってもらえるという感じではなく、
いまは2流、3流のスタジオでも何年も先まで予定が埋まっていることが多い。
しかし、原作側やメーカー側からすれば、一刻も早くアニメ化してもらわないと、
投資から回収までのスパンが長くなってしまうし、原作側の旬が過ぎて連載が終わっちゃったりしたら損になる。
そのへんのせめぎ合いの中で、良い原作を良いスタジオにねじ込んでやってもらうのがメーカーの仕事ということになる。
良いスタジオ、良いスタッフを確保するためなら〇〇年までなら待てます、みたいな調整もする。
業界外の人にはちょっと難しい話になっちゃうかな。長文すまん。
>>16
>今何か世間には公表してないけどこんなんをアニメ化しようと動いてるぜ!!
これは当然めっちゃある。
twitterとかのweb広告でやたら見かける漫画とかは、裏でアニメ制作が動いてたりするよ
ギャラについては……こんなもんなんじゃないかな
労力、労働時間はかかるけど、そこは好きな事やって金貰ってるわけだからあんまり不満はない
スタジオに住みついてダラダラ長時間やっていいのがこの業界の良いところでもある
5分アニメとかのほうが当然安いけど、その分さくっと作れるからコスパで考えればギャラは悪くないね
監督してて一番辛いことは?
>>19
どうにもならないほど辛いってことはあんまないなぁ
監督であっても上にプロデューサーが居るから、そのせいで思い通りにならないことは多々あるけど
ある程度はしょうがないことだしね
あんま面白いこと言えなくてすまん
なるほどやはり出資するスポンサー的なメーカーが起点になるのか
色々ありがとう
また聞きたいことがあったらくるね
>>20
こちらこそ
声優と仲良くなる?
>>22
なろうと思えばチャンスはあるけど…って感じかな
飲み会とかが一応あるし、アフレコ前後のタイミングとかで話は出来るからね
ただ仕事を進めるだけなら一言も直接しゃべらずに終わらせることも可能で、俺はどっちかというとそっち
役者っていう生き物ってなんかすごいガツガツしてて、陰キャ気質の俺からはちょっと苦手なんよな
声優なんて仕事でやっていけてる人って、陽の塊みたいな人ばかりなので
オタクとは根本的に気質が合わないと思ってしまう…
こっちの打ったボールド通りのタイミングでセリフ読んでくれるかどうかのほうが大事
>>23
むふふな思いでとかないのかよ!!
>>24
監督はアニメ作るのが仕事であって、声優とちやほやキャッキャして社会科見学したい奴はよそでやれって感じだなぁ
声優つったってしょせんただの人、仕事相手でしかない
アフレコ現場行きたいとか声優と仲良くなりたいみたいなミーハーな気分でやってる人は
そもそも演出や監督って立場まで上がってこれないと思うわ
あ、でもプロデューサーとかにはけっこうミーハーな連中はいないこともない
それも結局、広い意味で職業向きの気質ってことなんだろうと思う
対人コミュニケーションが好きな営業マンタイプがプロデューサーになるので…
直接枕とかの話を聞いたわけじゃないけど、かなりそれギリギリの付き合いを声優に強要するプロデューサーも居る
そういう気色悪いオッサンたちのおかげでお金集めたり人集めたり出来てるのは事実なんだけど
俺らみたいな現場側からは冷笑されてるよ
>>25
なんか職人って感じ!
SHIROBAKOの監督思い出したわ
>>26
もちろんいろんな人がいるけどね
やっぱ良いフィルム作れる演出家って、アニメに魂握られた職人タイプが多い気がするよ
銭天堂の絵柄が変わったのが許せないんですけど
今日はアフレコだったage
関係者には聞いてんだけど、ぶっちゃけエヴァってどうか忌憚ない意見教えて
もちろん悪く言うこと期待してんだけど、社会現象になった分悪く言う人は多いって言うことじゃなくて、監督として見たらどう?人としてじゃなくて
>>30
長文&連投にになっちゃいます。ごめん。
ぶっちゃけエヴァンゲリオンって業界の中でも好きな人がかなり多いよ
アニメファンや社会現象としてどうかって話は全く関係なく
同業者から見て、技術的にものすごくハイレベルで面白いってのが事実としてあるのよ
たとえば旧作の終わらせ方とか賛否両論なのはそうだと思うし、
もちろんそういうテーマ性とかメッセージ性みたいなのが合わないとか嫌いって言ってる人は多いし、
近年の作家としての庵野秀明が合わないって言ってる人も多いんだけどね。
ただ、そもそも”賛否両論”にたどり着くためには、まず興味を惹かせて最終回まで牽引するだけの魅力があってこそなので……
面白くなけりゃ否定的な意見はおろか、最終回まで見て貰えないですからね。
一般に知名度がなくても業界内ではレジェント級の凄腕クリエイターたちが
奇跡的なレベルで結集して作ってるってのも事実で
ある種の奇跡の作品、憧れの作品であることは(特に旧作は)間違いないと思う。
>>30、>>43が何を聞きたいのか意味不明すぎるのに>>1はよく応えられるな…
エヴァってどう?って最初聞いてたのにアニメって大人の娯楽だよね?って違う言い方で聞きますどころかまったく別物の質問になってるし
要はアニメ全般を貶したいだけにしか思えん
エヴァ放送当時に中学生だったが周りも皆みてたしたいしてアニメ好きじゃなかった俺でもみてたし面白かったけどなぁ
当時はTV版の最終回とその後の劇場版の真の最終回が正直意味不明だったが別にそこ以外はちゃんとついていけるし人気なのもわかるアニメだった
ただひとつだけ許せないのは当時夕方放送で家族がいる居間でみてたのだが突然ミサトさんと加持さんがおっ始めたことだ!描写は無かったものの2人のなまめかしいやり取りが割りと長く続きミサトさんの喘ぎ声まで…居間が物凄く微妙な空気になったわ
>>49
むしろこういう漠然とした質問で話題をくれるのは大歓迎です
もちろん監督や演出家としては作品の中身で勝負するしかないわけだけど
同じくらい『外枠としてのアニメという文化』に業界人としては一家言ありますから。
そもそも俺に言われてもらうなら、アニメは子供向けか大人向けかなんていう論議自体が間違ってると思う
「"文章"は子供向けか大人向けか」とかって議論無いじゃない
絵本は子供向け、文芸小説は大人向け。どっちも使われてるのは文章だけど、ターゲットは作品によるとしか言えない
アニメもあくまで表現方法なので、誰向けに作るかは作品ごとにそれぞれのはず。
だけどもちろん、『アニメは子供が見るもの』っていう世間的イメージは未だに根強いし
『夕方に放送する番組は家族で見れるもの』っていう文脈もまた世間一般で共有されてる。
そういう意味ではエヴァはそれを打破するトガった作品だったのは事実だと思う。
>悪く言うこと期待してんだけど
とのことだけど、
ぶっちゃけ俺は、逆にあんだけハイレベルな作品を見て「まぐれで売れただけだよ」とか言っちゃうほうがにわかだと思うよ
旧テレビ版当時でいっても、単身で監督張れるような凄腕演出家が多数ローテーションで入ってて
作画スタッフも同様にテレビアニメに投入するにはもったいないくらいの凄腕たちがじゃぶじゃぶ入ってて
エンドロール見るだけで完成度が判るようなレベルなんだよね
それって狙ってそうできることじゃなくて、時の運とかもけっこう大きくて
そういう意味で奇跡の作品なんですわ
プロデューサーとか、宣伝会社とかの人は確かに作品の良し悪しが全然判断できなくて
なんで売れたんすかねーww みたいな態度の人も多いし、一般の視聴者の感覚にはそっちのほうがむしろ近いんだと思うけど……
むしろ、エヴァスタッフがその前に作った王立宇宙軍みたいに
業界内人気はすごい高いんだけど、一般のファンからは見向きもされてない作品のほうが多いかな。
「こんなハイレベルな作品がなんで売れないんすかねー」ってことはすごく多い。
アニメ作りの難しさを知っているからこそ、しょうもない理由じゃ他人の作品をディスれないってのが業界の雰囲気ですね。
その代わり、飲みとかでは、個人単位であのクリエイターはクソ、みたいなディスはすごく多いけど。
ってとこまでが一般論で
俺個人の好みで言えば、旧作エヴァは好きで新劇場版アンチです。
>>32
違う言い方で聞きます
アニメって大人の娯楽でいいよね?
今は好きな時に観れる時代だが、テレビ版時代では深夜にアニメやってたか知らんが中高生は勉学や部活に支障でるような見方しないとなると観れる時間帯には限りがあって、エヴァは夕方に放送した
ガンダムもヤマトも夕方だったと思うし、主人公は大人であるより子供であった方が成長を見せる上では都合がいい
何もエヴァが特別だったわけでなくそれが普通だった、、知らんけど
話それた
アニメって大人の娯楽でいいよね
作ってる人大人だしエヴァ見てた当時の子供に何が理解出来たかって言ったらろくに理解出来なかっただろうしある程度人生経験つまないと理解出来ないしそもそも時間足りないって投げたし時間かけて作っても未だにエヴァ版じゃ考察スレとかあるしエヴァ2ってゲームやれって言われたからやってもなんかそりゃ考察本が本屋に並ぶなとか思ったしそもそも説明する気なかったんだなって思ったし
>>43
俺はアニメは大人の娯楽たり得ると思うけどね。
まず本質的には映画とかと同じで、”映像で物語を語る”というメディアじゃないですか。
大人向けの映画とか、たとえばフランスや韓国の映画みたいに"芸術"として文化的価値が認められてるものもあるし
(本邦の映画はテレビ屋に乗っ取られてクソ映画ばっかりになっちゃいましたけど)
じゃあアニメとそういう芸術映画って何が違うのか?っていったら、作り方が違うだけでなんも変わらないですよね。
なのでメディアとしてのポテンシャルでいえば、大人の鑑賞に耐えるハイレベルなことが出来るんですよ。
>>43
確かに大昔、メディアとしての黎明期には、子供向け作品ばっかりだった時代はあるけれども
結局時代とともにどんどん大人だって見るものに変わってきてるじゃないですか
それは単純に新規のメディアの立ち上げってのが時間がかかるというだけなんだと思うんだよね。
たとえば日本におけるyoutuberって、ヒカキンとかみたいな子供向けのが最初に流行り始めたけど
いまとなってはぜんぜん大人向けのyoutuberだってたくさん居る。
新しいものってのはまず下の世代から浸透するってだけなんじゃないかな。
むしろ今となってはなんで子供向け作品が多かったんだろ?って感じ。
でエヴァの話だけど
あれはもう明らかに大人向け作品じゃないですか
ミサトさんのセックスシーンとかあったし、もう最初から子供に判らせる配慮みたいなのはないけど、
それはもう作品のターゲットがF1層、M1層ってことだったんだと思うよ
だから、考察が必要なのも意図通り、予定通りなんだと思う。
作品本編で語りすぎず、鑑賞後、考察したり語り合ったりっていう体験も含めてのコンテンツなので。
じゃあそれを夕方に放送したのは何故かというと
そもそも当時は深夜電波止まってて、新作アニメを夜に流すという枠があんまり無かったのと
子供向けロボットアニメですって上を騙して枠を確保したからってだけだと思うけどね。
>>46
当時は子供向けが多かった
これはやはり製作陣としても新規の分野なんでどうしようもなかったんじゃないかな?
当時の団塊Jrの子供の成長と連動して業界自体も進歩してよりハイレベルな作品を
結果として作り上げていったと…
最近リメイクやリブートが増えてきたのも当時の子供が自分の子供と楽しむのを
狙ってる気もする
「子供の頃から慣れ親しんできた」って言うしね
>>48
全面的にその通りだと思う。
リメイク/リブート企画が増えたのは、よく言われる原作枯渇とかだけが原因じゃないよ。
あとはまあ純粋に少子化が進んで子供が減りすぎてるってのもあって、
純粋な子供向けで新規IPってのは立ち上げにくいんですよね。売れないんだ。
四月のアニメ企画職の人とは別なんだよな?
>>33
別人
監督飽きたら次は?
>>34
飽きることはないだろうなぁ当面は
時代の流れで手描きアニメが衰退するとかはひょっとしたらあるかもしれないけど
映像コンテンツというものが完全に無くならない限りは、その演出の仕事を続けていくと思う
こんな面白い仕事はないよ
こりゃ失礼…
得意なジャンルで監督作品が固定化されるとかある?
>>36
それはあるにはあるんだけど、勝手に得意分野に定まっていくというよりは
実際はクリエイター本人の意思次第なとこあって
監督はまだしも演出の依頼自体は常にいろんなジャンルから来るから
その取捨選択で自分の得意分野をいかにブランディングしていくかって感じだろうなぁ
俺なんかはわりと幅広く受けちゃってて器用貧乏な感じなので
監督の依頼も、まあ誰がやっても変わらんようなタイトルが来るんだけど
得意分野一点突破みたいなクリエイターのほうが、ちゃんと指名で依頼が来るから、憧れはある
ただその代わり合わない仕事を断っていくということだから、作品との巡り合わせが悪ければ
飯が食えないってことにもなりかねないので、難しいところ。
例のキャベツ作画崩壊事件が業界に与えた衝撃に関してお願いします!
>>38
まだ当時は俺は業界人ではなかったので直接は知らないけど
なぜああなるのかは業界に居ればみんな判ってるんで、
衝撃というよりは「ご愁傷様…」って感じ
あ当時はキャベツよりも"ヤシガニ"って言葉のほうが作画崩壊を指す言葉としては一般的だったかな
フィルムのひどさでいってもヤシガニのほうがやばいしね
ぶっちゃけアニメーターって、上手いのはほんの一握りで
半分以上はキャラも描けない背景はもっと描けない下手クソばっかりだし
さらに酷いのが、日本語読めない中国とかの外注に丸投げすることも往々にしてある
けよりなのキャベツもそうだけど、日本人のスタッフが足りなくなったら
必要悪として海外の外注を使わないと放送に間に合わなくなるんだよね
それを一握りの上手い人で修正して修正して、なんとか放送できるところまで持って行くって作り方をしてるので
その修正すら間に合わないとああなるというのはさもありなん
誰が/何が 悪かったのかは当時のスタッフじゃないと判らないところだけど、
自分が関わる作品はああなりたくないよねぇって感じだわ
ちなみに海外の外注だから必ずダメってわけではなく
韓国にも中国にも上手い人は居るんだよ
ただ、そういう人たちは給料も高いし、人気もあるからスケジュール的に押さえるのは難しい
なので、時間が無くて海外に投げたっていう話の海外とはちょっと違うかな
なんかこの業界って一定水準のマンパワーにやはり依存するんだな
漫画業界との連携とかいいかも…
>>41
そうなんだよね
そしてその一定水準ってのがミソで
実はかなり個人のスキルに依存した、漫画業界とか、それこそ芸能界とかとも近いような業種なのに
その一方で、テレビで毎週放送する都合上、工業的に決まったスケジュールで画一的な品質も求められるという
わりと特殊な業界かもしれない
それに関連して
新人アニメーターの待遇が悪いとかってのがネットで話題になったりするけれど
ある種当たり前だと俺は思ってて。
たとえばミュージシャンであっても、売れないバンドマンやド新人地下アイドルが食えないってのは当たり前で
ある程度スキルが評価されてようやく専業で飯が食えるようになるわけじゃん
スポーツ選手だってアマチュアじゃ飯は食えないし
落語とか伝統芸能も新人のうちは給料出ないのが当たり前だしね。
アニメーターってそういう職業だと思うんだけど、なんでか新人のうちからプロと同じ給料が出ないのに文句言う人が多くて
それは違うんじゃ無いかなと思っている。
ただもちろん現状が問題無いとは思って無くて
たとえばミュージシャンやスポーツ選手は、プロになる前はアルバイトとか副業のほうで身を立てて
評価されたらそっちに専念するっていう道があるけれど
アニメーターの場合は業界入り後は現実的に副業するのが難しい(体力的にもね)という問題がある。
ただ、これの本質的な問題点が、ぜんぜん世間で指摘されてないんだけど
本来のプロになる前の『修行期間』が、アニメ業界の場合”アニメ専門学校”という
業界の寄生虫に吸われてしまってるのが問題なんだよ。
業界の問題の根源はここにあると俺は思ってる。
アニメ専門学校って学費が年間100万とかかかる割に
業界で通用するスキルを1mmも教えてないので、卒業したとしてもなんのメリットも無いんだよね。
実際、4大卒も専門卒も高卒も、知識レベルでいえば全く同じ扱いで研修が必要になってしまう。
専門学校で現場で通用するレベルまで教育できれば、卒業後すぐに飯が食えるレベルで仕事が出来るはずなんだけど
学校側は厳しくすると学生が離れてしまうので、ただ学生の金を貪り食って無為な2年を過ごさせる。
その結果、入社しても最初の1~2年を研修に充てることになってしまうので、
そこで稼げないとか辛いって話になってしまってる。
ただ、世間的なイメージとしてアニメーターになりたかったら専門学校に行かなきゃって思ってる人が多くて、
今年も無駄に専門学校に学費を払って時間を無駄にしてる学生がゴロゴロいるし
アニメスタジオ側も、現実的にアニメーターになりたがってる人材が専門学校に居るせいで、
そこへ求人を出すしかない。
そうやって負の連鎖が続いてるんよね……。
かなりの問題意識をお持ちで正直考えさせられました
個別の制作会社で募集がやはり無難で王道なんかな…
漫画業界はもちろん同人誌とかアマチュアレベルにも
そこら辺の実情を広く訴えていくべきだわ
エヴァは考察必須みたいな風潮だが俺的にはジブリのほうがぶっ飛んでるように思える
ポニョとかさ、最後は人間になれて良かったねはわかるが、世界が水没したけどどうなったの!?絶対あれたくさん死んでるよね!?みたいな
そしてググると実は死後の世界みたいなダークな考察とか出てきたり
人によって実はこうでみたいな解釈がかわるアニメってジブリは多い気がする
とか考える時点で俺は大人になっちゃったんだなとか思うよ
アニメとかゲームとかって細かいことを気にせず楽しむのが1番なんだろうな…子供はそれが純粋に出来るから羨ましい
>>50
あと一番大事なことなので1個言っとくと
>アニメとかゲームとかって細かいことを気にせず楽しむのが1番なんだろうな
これは明確に間違いだと思うよ。
作品を真の意味で楽しむためには、作り手側に知識や教養で勝たないといけない。
じゃないと作者の意図をくみ取りきれないからね。
たとえば極端な話だけど
英語をしゃべれない人が英語の作品見ても意味が理解しきれないでしょ
そこは英語を勉強してから見ないと作品を楽しんだとは言えない
語学の問題だけじゃなく
たとえば、文化や社会規範なんかの前提条件が共有されてないとただしく話を理解できない。
ファンタジーとかだとそこを敢えてズラすことでの異世界感の演出とかにも使われてるわけだしね。
登場人物のテーブルマナーから、そのキャラが貴族出身であることを演出する、とかも、知識がないと受け取れない。
あとは、表現技法上の知識も必要。
登場人物が悲しいときに雨が降る、とかって、自然現象の観察から来てる表現じゃないので、
そういう表現があるっていう知識がないと正しく受け取れない。
あと、恋愛経験や性欲の経験も必要だよね。
異性キャラクターが魅力的に感じるのは視聴者に性欲があるからだし、
人間関係のすったもんだはドラマの定番だけど、それも大人になっていろんな経験があるから共感できる。
子供のうちはそういうのわかんないから、絵や音の刺激でキャッキャするしかない。
あと、日本の学校教育での国語の授業が
かなりフィクション作品を読解することに時間を割いているおかげで、
中学生くらいになれば最低限の読解力はみんな身につくからね。
だからまるでアニメを見るくらい誰にでも出来る先天的に授かってる能力だと思ってるだろうけど、違うと思う。
結論、本当の意味でアニメを楽しめるのは、むしろいろんな知識や教養が身についた大人だと思う。
もちろん感受性は大人になるにつれ劣化するし、いろんなものに興味が持てなくなってしまうんだけど、
人間はそれを理性でカバーできると思うよ。
今からでも遅くないから、どんどんアニメをみてほしい!
49-50
エヴァを子供が見てどうかって話だけど
俺もエヴァを小学生当時見てめちゃくちゃハマったんだよね
でも、上述の通り、エヴァを今見てもぜんぜん大人向けだなって思う。
だからむしろ、大人に向けて全力で作ったものは、子供にも刺さるんじゃないかと俺は思ってる。
大人と子供ってそんな全く別の生き物じゃなくて、グラデーションで繋がってるわけだし、
子供だって賢くて読解力の高い子もいれば、大人だって理解力に難のある人だっているわけだしね。
だから、大人に向けて作る=子供を切り捨てる ってことではないと思う。
ジブリの件もすごく同意で、
ファミリー映画みたいな扱いされてるけど、宮崎駿作品は実はどれもけっこう難しい映画だよ。
そして年々進むごとにどんどん解釈するのが大変になっている(読解・考察が必要になっている)から、
本当のターゲットは子供じゃなくて大人なんだよ。ポニョですらそうだと思う。
でもエヴァと同じで、大人に向けて真剣に作ってるからこそ、子供だって楽しんでみてるし、
子供が成長して大人になって見返してもまた発見のある作品になってる。
ところで原作があるアニメ化の場合は監督もラノベとか漫画とかを熟読してから作るの?
資料として原作がアニメ作成チームに提供されるんかな
まさか自腹で購入して自宅で読んでとかなわけじゃないよね
>>54
>監督もラノベとか漫画とかを熟読してから作るの?
もちろんそうだよ
原作はデータと実物で貰えるので読んでからシナリオ会議に臨む
実際インタビューとかで読んでないって公言しちゃってる監督居るけどさすがにあれは少数派
あんなのに頼む方が悪いし、そういう監督の作品を見ちゃダメ。増長するから。
ちなみに
監督は当然原作をちゃんと読むんだけど
各話数の演出家レベルだとデータで貰えるだけで本では貰えないことが多いね
ぶっちゃけ面倒なので担当話数の該当するあたりだけさらっと目を通す感じになる
原画マンとかレベルの末端のスタッフはほぼ読んでない
>>55
アニメで改悪して原作者が激おこみたいな話題をたまに見かけるけどこういうのってなんで起きるの?
原作者には悪いけどここもっとこうしたほうが面白いんじゃね…?とか思って勝手に演出かえちゃうとか?
そもそもアニメ化にあたって原作者ってどうからんでくるのだろう
あまりからまずアニメ制作サイドにお任せしますみたいな原作者が多いのかな
>>57
もちろんいろんな原作者がいるし、いろんな監督がいるから、人それぞれなので一概には言えないというのと
俺はアニメ側の監督なのでどっちかというと原作者にイライラさせられることが多いのでそういうバイアスがかかった書き込みと思ってくれ
主にシナリオ会議の時点では、原作者が会議に参加したり、上がったシナリオを原作者に確認して貰ったりして進めるので、
仮に原作から変更する場合も、原作者にOKを貰った上で進めているはずなので、
あとから原作者が怒るってのはあり得ないはずなんだよね。
ただ、アニメってのは複数のスタッフでチームを組んで、いろんな工程が同時進行で制作が進んでいくので、
一度OKと言ったことに関してはもう動かせないのよ
下手するともう決めたことで何百人が作業に従事してて、すでに給料が発生してる状態だったりするわけだし。
ただ、そこを普段一人で作業してる漫画家や小説家には感覚的に理解してもらえなくて、
後出しで「やっぱNG」みたいなことを言われても、それはもう対応できませんよ、という話になる。
それで納得してくれればいいんだけど
うちの業界もそうだけど、クリエイターという人種は人格に問題ある人がそれなりに居て、
そういう何でも自分の思い通りにならないと恨みを抱えちゃうタイプの人が居るんよね
>>57
ちなみに
>原作者には悪いけどここもっとこうしたほうが面白いんじゃね…?
これはめっちゃあるよ。
やっぱテレビ番組のフォーマットに落とし込むために取捨選択は必要だし、
映像映えするかどうかとか、声がついて印象が変わったときどうかとか、そういう要素は必ずあるので
脳死で原作まんまやると間違いなく失敗する
原作通りと言われてるようなアニメ化でも、実はアニメという表現技法に合わせて細かく原作から変えてるのよ。
あと、アニメ制作は後出しじゃんけんなので、原作の先の展開も知った上でベストな表現をチョイスできるしね。
ただいずれも勝手に変えることはせず、許可は取る。
もちろん、好き放題作り替えても良い結果にならないので、
原作ファンが何を原作にとって外せない要素だと思ってるのか、徹底的な原作の分析が大前提になる。
特にキャラの解釈とかね。
逆に原作者ががっつり監修に関わったって触れ込みの作品はだいたい失敗するじゃん。
ネバランとかほんと良い例だと思うけど、原作者が漫画や小説の手法を持ち込んでもやっぱそのままは通用しないんだよ。
>アニメ制作サイドにお任せしますみたいな原作者
8割くらいはそんな感じだけど2割くらいモンスタークレーマーも居る。
ただもう原作者が暴れたところで現場的にはダメージにしかならないから、
納得できないならアニメ制作の話自体をポシャらせる覚悟がないと本当は暴れちゃダメだと思うわ。
あとは原作者とアニメ制作サイドの間に入ってるプロデューサーや編集者の舵取りが上手いかどうかも大きいね
ここの意思疎通がおかしくてお互い不信感が募るとかもよくある話
ハリポタシリーズも元は児童文学だが十分大人向きだしな
実写映画で大成功したがアニメでも結構いける気がする
作る側と見る側のレベルというか水準が上がってるのは確か
海外でも日本アニメは自国アニメよりも高度って意見が多いしな
竹取物語や浦島太郎もよく考えたらSFだし日本人には昔からしっかりした下地があるのかも
でもジビエートみたいなはっちゃけた作品も偶にはイイw
>>56
ハリポタは原作使用料が高そうだw
でもまあ魔法学園モノなんて日本人も大好きだろうしね、アニメ化したらハマりそうだよね。
若干脱線するけど
ジビエートはあれ、OPでいろんな役職で何回もクレジットされてる某氏が暴走して現場ぐちゃぐちゃだったらしいよ
要は肩書きが欲しくて首を突っ込みまくったってこと
決まってたプロの書いたシナリオを、素人同然の製作総指揮が出しゃばって全部ひっくり返してっていう……
なので脚本のクレジットが無いんだよねあの作品。よく完成してるわ。
>>58
ワロタ!
てっきり狙ってあのおバカな展開なのかとおもた
でも大黒摩季のEDだけはよかったと思います……
横レスになるが確かに原作話数をアニメの話数に奇麗に落とし込む
シリーズ構成とか難しそうだ
でも原作の時点で後に辻褄の合わなくなる矛盾点とかあったり
演出や構図を動画であるアニメにマッチしたものにするのは
視聴者としても有難いもんだ
>>62
どっちかというと
原作を改変していることそのものより
純粋に考えが足りてないことのほうがつまんなくなる原因なんだけどね
原作と比べてつまんない→原作改変 って言われがちっていう
俺は原作理解が足りてないが故に原作を頭からなぞるだけの監督のほうが罪は重いと思うわ…
コナン炎上してましたね
S氏は業界ではそこそこ有名なのでついに一般にも知られたかと…
>>64
kwsk
>>65
今回のコナンやってたS氏って、業界でいう掃除屋というか、汚れ仕事を一手に引き受ける人で
他が断るような炎上案件や、始まる前からスケジュールの都合で敗戦処理確定してて
ほかのまともな演出家が断るような案件でも受けてくれる人なんですわ
その代わり、一切プライドを感じさせない仕事ぶりで、適当に流して終わらせてしまう
本人もそれを自覚した上で敢えてその方向で特化してる人
なのでこの人の名前が出た時点で、業界人なら「あ…(察し)」となる
それでも名前でググったら判るけど毎年毎年膨大な作品数をやってるのがこの業界の闇だね
仕事量自体は凄い人なんだけどね。能力の使い方をまちがえているというか、
汚れ仕事に居場所を作ってしまった人というか。
必要悪というか、業界からもそれを望まれてゴミ処理屋をやっているという難儀な人。
アニメを制作するにあたって
実は、その話数を担当して貰う演出家が決まらないっていう問題って、頻繁にある。
やりたい連中はたくさん居そうなもんなんだけどね…。
演出家不在だと編集ができないんだけど
アフレコの声優さん都合とかもあって、いつまでに制作を開始して編集しないといけない、とかって
タイムリミットがあると、とにかく後々の出来は考えず、
いったんS氏みたいなゴミ処理屋に頼んで、なんとか編集までは乗り切りたい……みたいな需要があるのよ
その後は、ゴミ処理屋に任せてたら低クオリティのアニメになるのはわかってるんだけど
周りが頑張ればなんとかギリギリ放送は出来る、くらいにはそれでも仕上がるから、それ以上は諦めるという選択肢や
時間が残されていれば、実質的な演出業務を監督とか他の演出家が引き継いで
立て直しを図るという選択肢もある。
ちなみにクソ演出家と呼ばれて業界的に有名な人が何人が居るんだけど
前述のS氏は、演出家としての能力が足りてないというよりは、
周囲に求められて確信犯的に手抜き仕事をする人なので、
純粋に能力不足や人格破綻で嫌われてる演出家とはちょっと違うかな。
ただ、監督の立場からすれば、各話演出でこういうタイプの演出が参加してくるのはまっぴらごめんだね。
結局監督でケツを拭かないといけなくなるので…。
なるほどねぇ
作画崩壊!とか話題になったりするのはそういう裏もあるんだな
汚れ専門か…なんかそれを題材にひとつ作品作れそう
>>69
この人は自分の会社まで持ってて汚れ専業としては業界でもトップランカーだけど
腕がなさ過ぎて、「誰でも良いから連れてこい」ってなった現場にしか入れなくなって
結果的に汚れ専門になってしまった演出家やアニメーターもいる
プライドを全部捨てて心を無にしてやっていけばそれでもそれなりに食えてしまう
というか下手に頑張ろうとしてる連中より楽に稼げるのが業界の闇
ところで知らなければ別にいいけれど、よつばとってなぜアニメ化されないの?結構アニメ化されない考察みたいなのは見かけてきたけど面白そうなのにもったいないというかなんというか…
アニメ化といえば自分はアニメはあまり見ないで漫画を読む派なんだけど自分が好きになる漫画ってアニメ化されないことが多いのだがアニメ化って何を基準に計画されるの?やっぱ基本的には人気作品だけとか…?
>>71
よつばとに関しては関係者じゃないので何故なのかは判らないし、自分もネットの噂程度の情報しか知らないけど
あずまんが大王のときに悪い思いをしたことがあったのではという噂を聞いたことある
あずま先生たぶん完璧主義というか、自分でコントロールしたいタイプだろうからね
話自体が無かったってことはないだろうけど。
真実はあずまきよひこのみぞ知る
アニメ化に明確な基準なんてないよ
アニメ化を企画する権限のある人がなんとなくこれ良いなって思う漫画がアニメ化されてるだけ
あとはもっとドライに
ビジネスとして、「今年はビリビリとクランチロールに2本ずつ売りたいから、
最近はやりの○○さん系のラブコメとなろう系のファンタジーを1本ずついっとくか」
みたいなレベルの軽いノリで決めてたりもする
社内稟議や株主に説明するために売り上げとか人気の理由とかそれっぽく企画書にまとめたりするけど
売り文句なんかいくらでもでっち上げられるからね
ただ、そういう作品に熱量のないプロデューサーが企画する作品って
「いま流行りの」「どっかで見たことあるような」2番煎じ系の企画が多いね
原作が面白いかどうか判断してもいなくて、売れ線のやつっぽいのを適当に選んでるだけだから。
なんでこれアニメ化するのって株主に聞かれたときに
「ヒットした○○と同じジャンルなんで同じくらい売れます」って言いやすいので…。
なのでオリジナリティの高い作品はアニメ化されにくい傾向にある。
でもまあ尖った企画も毎年何本もあるから
売れてるのに長年アニメ化されない企画は原作者が拒否ってるとかの事情が多そう。
>>72
なんていうか例えば島耕作みたいな昭和?っぽい絵柄の漫画ってアニメ化されづらいのかな
というよりやはり時代的には萌キャラみたいなかわいい子が出てる作品のほうがアニメ化されやすい?
検察官キソガワって漫画が好きだったけどこういうのはどちらかというとテレビドラマ化のほうが向いてるのかしら
最近やたらと警察関係のドラマばかりなのが気になるが…
ぼ・ん・どという漫画も好きなのだがかわいいキャラ多いのにアニメ化されないし!!まぁ知名度低すぎるしもう古すぎるだろうけど…
>>73
モーニングとかの劇画タッチの作品は若い子にウケないから数は少ないね
あとグッズとかイベントとかの関連商売がやりにくいのもあるかも
あと古い作品よりやっぱり連載中の作品の方が伸び代あるから
連載終わって数年以上経つとかなり厳しい
確かにアニメだと何故か刑事モノ少ないんよな
推理モノじたいは無いことも無いんだけど、SF仕立てだったりホラー仕立てだったり、なんかしら余計な味付けが入ってて
純粋な探偵モノはもちろん、刑事モノは本当に少ない
実写ドラマだとあんなに多いのにねぇ
誰かが先鞭を打ってアニメ化してそれが売れれば一気に増えるんだろうけどね
>>72
なんか段々テレビ局のドラマやバラエティ番組みたいになってるな…
そのうち企業案件ものアニメとかできそうw
>>77
アニメ作るのは時間と金かかるから、youtuberみたいな単発企画の企業案件には向かないね
でも新海誠の大成建設のCMとかみたいなやつはCM業界でウケたので
CMとしてのショートムービーみたいなのは一定の需要があるからそれが企業案件とかに近いかも
テレビシリーズとしての企業案件とかだと、ちょっと古いけど放課後のプレアデスとかそうだね
ただあれが売り上げ的はコケちゃったのが痛くてあんま続いてない
えいふぁみVIPでかまってもらえないからってびっぷらにきたの?
おれもまたえいふぁみかなと思ってスレ開いたけど
さすがにこれはえいふぁみじゃねーだろ
深夜アニメで一挙放送とかって出来ないの?
1日30分数本で一週間後って忘れがちなんだが
>>78
一挙公開って、やろうと思えば出来るし
Netflixとかの配信系の番組で一部やってるんだけど、全然上手くいかないんだ
やっぱアニメって話題にされてナンボで
次話数が楽しみ!とか、次の展開どうなるんだろう!?とか、そういう書き込みで視聴者が盛り上がって
それで話題になって新しい視聴者が見てくれるっていうのが理想なんだけど
毎週公開してれば、放送期間である3ヶ月なり6ヶ月なり、毎週話題になるタイミングがあるのに
一挙公開みたいにしちゃうと、見終わった感想がポンと1回出て終わりなんだよね
だったら毎週分割して話題になるタイミングを引き延ばした方がいいじゃんていう
一挙見したい視聴者ももちろん居るんだけど、そういう人って別に
話題を共有して毎週盛り上がりたいって性格の人じゃないから
だったら最終回まで放送済みの作品を配信とかレンタルでまとめて見て貰えばいいわけだしね
だからやっぱり初回放送は、テレビという縛りが仮になくなっても、分割して毎週公開って形が続くんじゃ無いだろうか。
>>78の人にも言ったんだけど、リアタイ視聴ってメリットとデメリットあるから
SNSや5chで感想や先の展開の予想を語り合ったり、馴れ合いするならリアタイに限るんだけど
普通にアニメ見る分には放送済みの作品を自分のペースで見るのが一番だからね
>>109
ごめんねー…
デモ正直銃みたいなら戦争映画とか見てたほうがいい気がしないでもない
10月から始まる水星の魔女をどう思いますか?
個人的にはあれが不振だと地上波のガンダムは終わると思ってます。
>>79
知り合いがやってるけど現場は大変そう。
まああんまりヒットしなくても続くんじゃないかな。
あの会社(バンナム)はガンダムから絞れるものぜんぶ搾り取るつもりだろうから。
それよりもククルス・ドアンが思ったより売れてないほうが痛いらしいよ。噂レベルだけど。
ファーストガンダムがついにコンテンツとして寿命を迎えた説が出てきてる。
本数はやはり絞り込んで欲しいわ
リスク分散で連続クールでやるのを躊躇うって
毎期あれこれ違う作品をアニメ化するって業界の理屈はわからんでもないけど
実際に人気獲得したのにあまりにも新シリーズが遅いと視聴者としては挫折しがちなんだよな
原作ストックあるなら分割なり年一回でもいいからコンスタントにアニメ化してもらいたい
>>80
>本数はやはり絞り込んで欲しい
っていうけど、みんな自分が作ってるタイトルが一番面白いって思ってやってるので、
他人が作ってる面白いかどうかもわからんアニメのために引いてくれって言われても嫌でしょうよ
それに作ってる途中はそのアニメが売れるかとか面白いかなんかわからないわけで……
単純に本数が減れば、ますますどっかで見たような安牌な二番煎じ企画ばかりになって、
尖った企画は作ることすら出来なくなっていくと思うよ。
そして仕事量が減って若手のクリエイターが出て行くチャンスも無くなり、業界として衰退すると思う。
業界人が手元のスタッフを確保できなくて本数多過ぎって愚痴ってるのはまだ気持ちはわかるけど、
本来、どれ見るか迷うくらい作品があるってのは、別に全部見なきゃいけないわけじゃないんだし、
視聴者側からすれば贅沢な悩みだと思けどなぁ。
なんで攻殻機動隊とかアキラとかの汚い町並みが流行らなくなったの?パステルカラー?みたいなのつまんない
人狼ってアニメ見たけど銃かっこよかったわあんな感じのまたみたいお
81-82
俺も好きなんだけど
確かに、ちょっと陰気な画面の作品減ったよね。
ああいうハードボイルドな作品って作り手側としてはやりたい気持ちはあるんだけど
ちょっとハードル高そうな感じがあって若い層や海外ウケがちょっと良くなかったりとかするんだろうね。
プリンセス・プリンシパルとか、今期のリコリス・リコイルとかみたいな美少女仕立ての企画にカモフラージュして
ハードボイルドモノやガンアクションをやろうとしてる企画はあるから
ああいうのを応援してもらって、だんだんもっとハードな内容に視聴者を慣らしていかないとダメかも。
>>85
美少女も銃も好きだけど別々に楽し見たいのです…でも最近のアニメも見てみますねそういうのも面白いのかも
つうかコクピットとか決断好きだったwww
かっこいいおっさん好き
>>85
アサウラのデスニードラウンドとか深見真のヤングガン・カルナバルは無理だろな…w
真下三部作みたいなのもまたやっていいと思う
てか深見って最近アニメばっかで小説出さないな
よくアニメの実写ドラマ化はされるけど逆を全然聞かないのはなんで?やっぱアニメ業界的に今のドラマってアニメ化する価値もないとか、それとも何かしら業界間の大人の事情があるとか?もしくは俺が知らないだけで実は結構アニメ化されてるとか?
>>89
なるほど…割りと単純明快な理由なのね
なんかアニメの実写化ってやりまくってるからそんなにネタ無いのかとか思ってしまう
今度は幽遊白書も実写化するとか…なぜCGとか使わないとならないような作品ばかり手を出すのか
CGといえばSLAM DUNKの新作映画が楽しみだけどCGという情報が出てからネットでは急に批判ばかりになったね
CGだと何か悪いのかしら
>>90
アニメで売れてる原作なら実写にしても何%くらいは売れる、みたいなデータがあるんでしょうね
実写業界の人じゃないとわからんけどさ。
>CGだと何か悪いのかしら
いややっぱ手描きのほうが良いと思うよ俺は
もともと手描きで描かれてるものをCGで再現しようとしたってパチもんにしかならんもん
人が1枚1枚描いてる絵とは説得力が全然違うのよ
CGアニメが手描きを超えるには、手描きとは違う別の表現に到達しないとダメだと思う。
たとえばVtuberのモーションキャプチャみたいなやつとかは
アニメっぽいデザインだけど、演者さんの生々しい動きとか存在感が表現できるじゃん
ああいうのは3Dである意味があると思うんだけどね。
ただ、ストーリーモノのアニメをCGでやってても
現状は手描きを再現しようとしてるだけだから、
本当に手描きしてる作品と比べたらショボいって思われてもしょうがないと思う。
>>92
なるほどなぁ…それでもSLAM DUNKは世代だったから楽しみだよ…いい出来だといいな…
>>95
スポンサーに企画を判断できる人がないので
「で、どのくらいヒットするの?」みたいな無茶な事聞かれるから
裏付けとして先にアニメが大人気です、とか漫画がすごい売れてます
とかの実績が必要なんだよ
>>96
映画やドラマの世界も大変なんだね…
できる限り有名なイケメンや美女を起用する見栄え的なものも必要だろうし簡単に駄作だとか言うのもよくないんだな…
ありがとう
>>97
ちなみに実写の場合は
主演俳優のほうが先に決まってて、そいつにハマりそうな原作を探してくるっていう企画の決め方が圧倒的に多いみたいよ
アニメではあくまで作品優先でキャストはあとから決めることが多いから
そこは実写の悪い慣習だよね
>>99
先に主演から決まってるのか!それは初めて知ったよ
アニメは確か声優さんは作品ごとにオーディションがあるとかは知ってたけどもしかしてアニメの方もたまに芸能人が初挑戦みたいな話題の作品だけは実は最初からお上の人が決めてたり?
>>111
>芸能人が初挑戦みたいな話題の作品だけは実は最初からお上の人が決めてたり
その通り
プロジェクトごとに事情は違うから一概には言えないんだけど
委員会都合で、「この人はメインキャラの誰かで使え」みたいな枠が先にあったりして
それ以外のところをオーディションしたりする
>>88
ジョゼと虎と魚たち
打上花火
は実写のあとにアニメ化しただろ
>>93
探せばいくつかはあるだろうなとはわかるけど基本的に逆ばかりだからなんでなのかなぁと思ったの
どちらかといえばアニメなんて非現実なことが出来るから実写向きじゃないはずなのにそれを無理にアニメを実写化してたりするから普通逆だろ!?って気になってた
そういやプロダクションIGの描く近未来の東京って
なんでいつも香港モドキなんだろな?
>>91
それ自体は押井守のイメージじゃない?
神山さんはじめ、押井さんの弟子みたいな人たちも影響されてるから。
でも攻殻機動隊でもARISEとかは違う方向を目指してた気がするし、今後変わっていくかもね。
声優って似たような声いっぱい居るから変わってもわからなくね?声質の違いはあるけどさ
>>98
むしろ声質の差なんて微々たるもので
お芝居の上手い下手……というより、台本や絵コンテの映像をどう解釈するか、みたいな能力は
役者さんによってぜんぜん違うと思うわ。
アニメのアフレコって長時間かけてディレクション側とすりあわせしながら芝居を固めていくんじゃなくて
あらかじめ映像を渡して、それを見て勝手に声優さん側で芝居を固めてきて、
アフレコ現場では1回だけリハーサルしてすぐ本番なので、
なんかコレジャナイなって芝居が来ちゃっても実質諦めるしかないんだよね
だからこそ、声優一人一人にも演出家としての能力やボキャブラリーみたいなのが必要とされる気がする
上手くない人はどうしてもテンプレ的になっちゃったり、ただ読んでるだけってなってキャラの魅力にまで繋がらないのよ
だからこそ、絵を作ってる側の想像を
何も言わなくても超えていくような演技ができる声優さんってのは
本当に大事だし貴重な能力だと思う。大変ありがたい。
同じような声質の声優さんでもそこの能力は雲泥の差があるのが現実だよ。
>>100
ガチなの?そういう解釈力も声優の力なのね
声優変わったときに大きく声質っていうか演技が変わるときと変わらないときってどう違うの?
アイマスの雪歩とか三峰とか違和感なくてすごいなぁと思ったわでもヤン・ウェンリーとか結構変わってた思い出
>>101
もちろん個別のキャラや声優さんによるから、一概に言えるものじゃないけど
アイマスの場合はキャライメージが壊れたらめっちゃ叩かれるのは目に見えてるから
交代後の声優も、元の声優のイメージにどれだけ寄せられるかで選ばれてるんじゃないかな
逆にDie Neue Theseのヤンウェンリーとかは
旧作から時間的にも相当空いてるのもあるから
旧作に縛られずに、演者のベストな解釈でやってくれって話だったんじゃないかね
演者交代の場合は前のキャストのファンの気持ちとかもあるから難しいところよね
>>103
旧作の本伝からOVAからの違いよ新作は見てないんよ…
なるほどぉアイドルだからなキャライメージはあるだろうな
>>105
郷田さんに代わったやつか、それはちょっとピンとこないからわからんが…
>>106
特定しますたwwww
真ん中以外は見てたわ
おじさんも見とくよ
>>107
おじさん今んとこくそ面白い
異世界系+ギャグっていう人を選ぶ作品ではあるけど、そのへんに抵抗なければ是非って感じだな
>>98
割りとアニメ界って視聴者サイドが声優さんの質にうるさい気がするよ
このキャラ全然イメージと違う…とかよくネットで見る
あと長寿アニメの声優交代とかもめっちゃ批判されてる気がするし
ルパン三世のキャラも最初あまり受け入れられて無かったように感じたし
自分はクリカンさんのルパンは周りが言うほど気にならなかったなぁ…
ドラえもんはいまだに違和感あるぐらい大山のぶ代さんのドラえもんが染み付いてるけどね…
>>1いいなあw
今季のオヌヌメある?
>>104
リコリス・リコイル
異世界おじさん
メイドインアビス
あたりかなお勧めできるのは
どれとは言わんが俺が演出で参加してる奴も放送されてるから、いろいろ見て欲しい
ごめんなさい実は面白くないのに時間費やすのが嫌で少し前の評判良かったのだけ見てますごめんなさい
>>108
全くそれで問題無いよ
声優のキャスティング協力とキャスティングする人ってどう決まるの?
原作者の指名以外で
好きな原作もので芸能人起用されて嫌な思いしたので
>>110
わかりやすく言うと
お金出す人が決める権利あるんすよ 結局
製作委員会って言葉は知ってると思うけど
要はお金出す人が寄り集まって委員会を作るんだけど
ただお金だけ出して口は出さないっていう優良スポンサーはあんまりいなくて
大抵は
「うちが売りたい○○っていう芸能人をキャストにねじ込む代わりに○千万円出します」とか
「うちの○○って歌手をタイアップ起用する代わりに○千万円出します」みたいな条件を出してくる
他にもキャラソンやりたいとか、グッズやりたい、イベントやりたいetc...
アニメ本体に付随する関連商売をやりたい人たちがお金と引き換えに条件を出す
謎の芸能人起用とかはそういう理由だね
アニメを作るのって何億円もかかるから、そういう人たちからお金を集めてこないとなかなか作れないんすよ
逆にむしろ、変なタイアップ起用とかがない作品のほうが奇跡で
それって委員会メンバーが本当に優秀で作品のことを考えてるってことなんだけど
なかなか世間には評価されないのよなぁ
なるほどなぁ…あまり偉そうなこと言いたくはないけど芸能人の声優挑戦って声優さんたちと違って演技に心がないというか直球に言うと棒読みの人が多いというか…
話題性にはなるんだろうけどね…
>>114
上でも言ったけど
アニメのアフレコって、演技や発声云々以前に
本当にぶっつけ本番みたいなもんだし
完成してない映像と、独特の書式の台本から内容をうまく読み取って演じなきゃいけないしで
かなり特殊技術が必要なんよ
そこらの芸能人がパッと来てすぐやれるようなものじゃないから、しょうがない部分はある
あの声優のアテレコ中に突然降板の真相をおしえて
>>116
ごめん何の話かわからん
>>117
そうでしたか!そりゃさーせん!
答えづらいなら無理に答えなくていいけど>>1が監督としてではなく個人的に1番好きなアニメってありますか?
>>119
いろいろ好きなのはあるからなかなかこれ1本てのは挙げにくいんだけど
ちょっと昔の
>>119
すまん途中で送信してしまった
ちょっと昔のOVAのFLCLってやつが一番好き
>>124
知らない作品だから検索したらGAINAX作品なんだね
今度GEOやTSUTAYAで探してみる!
しかし今の時代は皆ネットで合法なのかわからないけど視聴しちゃう人が多いよね
自分は育った環境のせいかネットで探さず全て気になった作品はお店で購入してくるタイプなのでなんだか正直者が馬鹿を見るみたいに「金出して買うとか情弱かよ」みたいなことを言われるから悲しくなる
小説も漫画もDVDもCDもネット普及であまり売れなくなった今の時代って制作サイド的に影響大きいのかな
>>126
FLCLはマジで伝説の作品だよ 奇跡の出来
ジャパニメーションの一つの到達点だと思う
最近I.Gが続編出してたけどそっちはおすすめ出来ない
>>124
種崎は転スラのミュウランやダイ大のダイのイメージあったが
アーニャの演技で芸域の広さを確実に見せ付けたよな
西田健とか基本俳優が稀に声優やるのも上の方みたいな感じ?
>>133
種崎さんは(別名義だけど)春季限定ポコアポコの藍ってキャラがくっそ良いんだわ……
実写の人がいきなり声優やるのはやっぱ録り方が実写と違うから実力が発揮できないことが多い気がするけど
それでも西田健もそうだし、松たか子とか、演技力ある人はアニメやっても上手いから凄いと思う
>>1
すきな声優さんっている?男性と女性1名ずつで
>>120
あえて挙げるなら、種崎敦美と利根健太朗かなぁ
どっちもめっちゃ上手い……
好きな原作漫画のアニメ化で脚本も声優のキャスティングも作画も酷くてショックだった
ネルケが関与したから声優は芸能人や素人だらけな上に違和感バリバリ
メディアミックスもずっとアニメから継続で嫌な思いしてる
キャスティングや作画は勿論、放送局や製作会社やキャスティングの部署なども変わらないとダメだろう、作り直して欲しいって公式のどこへ訴えればいいのか
もしくはどこへ就けば、自分からどう動けば内側から公式を変えられるのか
金も権限もない原作ファンの1人でしかないけど
>>122
気持ちはすごくよくわかるんだけど、現実的な話、その作品についてはもう公開済みならどうしようもないよなあ……
出来が悪いからリメイクしてくれってのも、まあ普通はそんな話通らないので…。
製作側に安易なタイアップ起用をさせない、脚本をちゃんと練らせる、原作を使い捨てにしないってのは
裏を返せば、「安易なタイアップ起用」「クソ脚本」「クソ作画」でもそれなりにお客さんがついちゃうから
製作側が客をナメてるんすよ
脚本や作画は主観的なものや好みの問題もあるからなんとも言えんけど
特に芸能人のタイアップ起用に関しては、やる前からどうなるかわかっててやってるから本当は罪が重いと思う
作品をダシにしか思ってない証拠
ファンに出来ることは、そういう粗悪な作品を見ないこと。
低レベルな作品じゃ見てもらえないってなっていかないと今後も続くと思う。
>>1
DVD+ブルーレイが何枚うれたらトントンなんですか?
作品にかけた総経費逆算すると1万枚くらい?
おれが好きな作品が2500枚で失敗っていわれてるから
そこのところ知りたいです
メディアミックスで円盤だけでは語れないかもしれませんが…
>>127
日本動画協会っていう業界団体が出してる「アニメ産業レポート2021」8ページの図表1-4によると
アニメの売り上げのなかでDVDやブルーレイの売り上げってわずか1.9%程度しかないのよ
何枚売れようがほぼ誤差、なんの指標にもなってないんですわ
じゃあ実際何で稼いでるのっていうと
①海外ライセンス51.1%
②商品化24%
③遊興(パチ・スロ)10.8%
④国内配信3.8%
が上位4つってことになってる
というわけで最新の数字で語るなら、日本人が円盤何枚買おうが誤差で、
クランチロールとbiribiriが買ってくれれば黒字、買わなけりゃ赤字って感じだねぇ
>>127
さらに補足すると
・グッズや原作などの関連商品が売れるか
・パチスロとかソシャゲに横展開できるか
とかのほうがはるかに大事だから、円盤何枚って話はメーカーと話しててもぶっちゃけ全くでないっすね
あとコロナになって大ダメージだけど
声優とかのリアルイベントありきの企画とかも多かったし。
円盤枚数は聴率以上に意味のない指標になってしまった感
あとbox売りが当たり前になって、コアなファン向けのコレクターズアイテム化してしまって
ますます数出なくなってるし…。
海外市場のインパクトが大きいとはいえ
海外のお客さんの気持ちなんかわからんから、現場ではもちろん日本人の視聴者に向けて作ってるつもりなんだけど
実際に上からは「こういう表現は中国ではNG」とか「キリスト教圏ではこの表現はNG」とか、
そういう海外市場に出すのを前提の監修がいろいろ降ってくるのよ
売り上げの半分以上が海外相手だから意識せざるを得ないんだよね
主人公は作品の顔だから好かれてなんぼだと思うけど、いわゆる量産型主人公群の大量生産になってしまって主人公を主人公づけるのが主人公じゃなくて主人公要素になってる作品が多い気がするけど、際立って人間出る主人公の法則とかってある?
やっぱり話題性?
>>128
どーなんだろう、俺も知りたいわw
でも一つ思うのは
主人公って2種類いると思うんだけど、個性的・魅力的なキャラで、他人として興味が湧くタイプと
逆に没個性・好印象で、視聴者が自己投影して入り込めるタイプ
いわゆる量産型主人公は後者だと思うので、
その場合は変に自己主張の強い要素があったら感情移入し難くて困るから、あえて中身スカスカにしておくってやり方はあるよね
129-130
詳細に説明してくださってありがとうございました
なるほど昔からなんでこの糞アニメまったく人気なかったのに2期やってんだよみたいなのもあったけど海外で需要あったとかそんな感じなのか
ゲームのハードも日本と海外じゃ人気も違うしわかんないもんだな
お布施のつもりで買ってたのに無意味ならもう二度と円盤買わね!
>>132
作品を応援する意味で円盤買ってくれるのはもちろんうれしいはうれしいのよ
やっぱダイレクトに収益につながるし、万単位の金を出してくれるファンの存在をメーカーにちゃんとアピールできるしね
ただ、全視聴者のうち何パーセントが買ってるかというと、正確なデータはないけど1パーセント以下なのは間違いないわけで
その動向だけ見て作品が成功だったか失敗だったかは判定できないってのが現実なのよね…
129-130
そこら辺の事情は四月に企画職の人のスレでも語られてたなぁ…
クランチロールって米州ではアマプラやネットフリックスよりも
会員多いんだっけ?
確かソニー米国法人が買収して実質的な支配下に置いてたとか
>>134
クランチロールはアニメ専門の配信サービスやね
会員数だけだとネトフリとかのほうが上だと思うけど、アニメを網羅的に配信してるから圧倒的にシェア高い
ソニーが買ったけどアニプレ作品専門とかではなく広く作品を買い付けてるみたいね
今後力を入れられるだろう表現ってある?
逆に廃れていく表現方法は?
CGは確かに進歩したかなって思うけど、それほど流行らなかったし、背景は綺麗になったけどどのアニメも同じだし
制作会社で個性出してた時期もあった気がするが最近はどこどこの会社自体あまり聞かない
>>137
むこう5~10年は映像表現自体はあんま進歩しないと思うなぁ
現場レベルでは作画ツールがここ2~3年で急速に紙と鉛筆から液晶タブレットを使ったデジタルに切り替わってる最中で
あと2~3年でメインストリームの置き換えが完了すると思うんだけど
画面にはほとんど関係ないからね。
むしろ海外みたいにFLASH的なベクターアニメが流行るとか、
配信前提だから30分枠に縛られない短尺モノが増えるとか、ここ10年くらいいろいろ言われたけど
結局、30分×1クールの手描きアニメが未だに主流だから
むしろテレビアニメというジャンル自体がある程度完成を見ているんじゃないかと思うわ
面白いこと言えなくてすまん。単に俺に先見の明が無いだけかも。
声優のギャラってランクで決まるんですよね
あとCDだしたり、ライブやったり、グッツ作ったり
TVで昔だけど、中堅の売れてるドル声優が
月400万円とかぼかしてたけどホント?
>>138
ランク制ってやつだけど、それはあくまでアニメ本編のアフレコに対するギャラなんですよ。
CMやラジオ、CDやライブのギャラは人それぞれで、新人でも客が呼べるならそれなりに貰える。
そんでもって、調べて貰えば判るけど、本編のアフレコのギャラってぶっちゃけあんまり高くないから、
実際売れてる声優さんの収入は、アフレコのギャラじゃなくてほとんど上みたいな関連商売のギャラなんだよね。
めっちゃイベントとかCMとか出てる人なら、月400いってる人がいてもぜんぜんおかしくないと思う。ただ売れてるごく一部かな。
原作なしの完全オリジナルアニメってやはり資金集めとかで
敷居高いのかな?
>>139
敷居高いねー…
資金集めのハードルもそうだけど、やっぱ企画が難航したりポシャったりしやすいってのもあるし
メーカープロデューサーが自分の首をかけてかなりの覚悟をもってやらないといけないから…
やっぱり敷居高いんですな
水島監督のガルパンってあれ完全オリジナルだけど
アレだけの大成功って業界に与えた衝撃は大きいよね?
>>142
別にガルパン自体が衝撃ってほどの影響は無かったとは思うけど
憧れの一つではある
アニメオリジナル企画って
言っちゃえば本編制作費用をペイしたら、それ以降は元手ゼロで(実際には脚本印税とかあるけど)
無限に金を生んでくれるわけだから
それを夢見て、リスキーだけども頑張ってオリジナルやろうって人が出てくるから
そういう人たちの目指す先が定期的に出てくる意味はある
ただまあオリジナルアニメは当たればスゴイってのはマクロスやガンダム、エヴァとかでみんな知ってたことではあるから
それの再確認て感じではある
音楽の勉強をしてる者なんですけど、アニメの劇伴ってどんな工程で作られているんでしょうか?
作曲家の選び方、発注するタイミング・内容、良し悪しを判断する基準、お金関係(サントラの販売なども)とか、いろいろな話をお聞きしたいです
>>144
俺はあくまで映像のほうの監督なので、
音楽の契約とかお金関係、ビジネス周りまではわからないので、そこは申し訳ない
あくまで自分に判る範囲だけ説明すると
そもそもアニメ制作するにあたって
本編映像の制作会社が選定されるのと同様に、
・音響制作会社 ・音楽制作会社 ・宣伝会社
がそれぞれ選定されてプロジェクトに参加する。同じ会社が複数兼ねることもあるが役割としては一応別。
劇伴については音楽制作会社がまず選定されて、
そこの音楽プロデューサーと呼ばれる立場の人が劇伴作曲家を用意するってのが一般的。
その時点で委員会と音楽プロデューサーで予算や契約周りが話し合われるんだけど、
俺ら映像会社側からはちょっとそこはブラックボックスになってて、実際いくら払われてるのかとかはわからない。
ただおそらくだけど、音楽制作会社側も、委員会から予算を貰ってそれで儲けるというよりは、
自社に利益のあるタイアップ案件とかを仲介することで利益を出す仕組みになってると思われる。
>>144
で、音楽制作会社=音楽プロデューサーが決定したら
音楽プロデューサーが、一応監督や委員会プロデューサーの希望なんかをヒアリングして、
知ってる作曲家の中から適任者を選んで話を持ってく。
音楽プロデューサー側が先に何人か候補を挙げて、どの人から声をかけるか選ばせてくれることもあるし、
決め打ちで「この人で行かしてください」って出てくることもある。
監督側に拒否権は一応あるけど、正直俺ら映像側のスタッフは作曲家の良し悪しなんかあんまりわからんから、
音楽プロデューサーが用意してくれた作曲家を信用するしか無い部分はある。
で、作曲家が決まったら音楽発注打ちってのが組まれて、
そこで監督や音響監督、各プロデューサーと作曲家が一堂に会して、作品のイメージを共有する。
その段階で音楽メニューつって、劇伴の発注リストを用意することが多いと思う。
リストは音響監督や音楽プロデューサー、監督のうち誰かが作る。
その時点で映像が完成してることはまず無くて、シナリオや絵コンテがせいぜいあれば良い方という感じなので、
そのシナリオから使いどころを想定しつつリストにしていく。
アニメの劇伴てアレンジ違いを含め、だいたい40~50曲くらい用意することが多いと思うんだけど、
曲のイメージや使いどころを箇条書き、あるいは単語で記入していく。
たとえばだけど
・キャラテーマ① 主人公のテーマ。メロディありで、無邪気な元気さ。
・日常① 穏やかな日常。優しさ。
・バトル① 主人公優勢 勇猛なイメージ、勇気、元気。 後半テンポアップする構成で。
・バトル② 主人公劣勢 緊張感、駆け引き。ピチカート。
・バトル③ 強大な敵 絶望、恐怖 ストリングスで。10話後半の敵の覚醒時のイメージ。
とか、そんな感じで書かれてたりする。
>>144
ただ、発注打ちの時点ではどちらにせよ映像は影も形も無いことのほうが多いので(少なくとも最後までは絶対に無い)、
フィルムスコアリング的な作り方は普通は出来ない。
なので、1曲1分~2分くらいとかで、あちこちループで尺を調整できるようになってる曲を、
発注リストのイメージに合わせてどんどん作って貰うことになる。
実際にどうやって作ってるのかはちょっとこっちからじゃ判らない。
スケジュールは作品によるんだけど、最初の打ち合わせから2~3ヶ月くらいで全曲納品しろっていう場合から、半年くらいはかけても大丈夫なケースがある。1年かけていいことはほぼ無い。
50曲も作るんだからそれでも期間は短いと思うんだけど…作曲の人たちいつも凄いと思う。
本編のダビング(整音作業)が始まるまでには揃えないと行けないんだけど、
全曲は間に合わない場合は、序盤話数で使う曲を選んで優先して納品してもらうことももちろんある。
後半にしか出ないキャラテーマとか、ラストバトル用の曲なんかは当然後回しでいいので、
メインテーマとか、日常用の汎用曲あたりから優先していく感じだね。
BGMは完成したら一応監督や音響監督がチェックするけど、もうこの時点でごちゃごちゃ言ってもどうにもならないので、
あんまりリテイクとかは出ないかな。
で、納品はミックスダウンは行わず、
楽器ごとにトラックを分離してあるマルチトラックの形式のまま納品される。これで作曲の人の仕事は終わり。
本編でどう使うかというと、完成した劇伴をもとに、音楽ラインて呼ばれてる
『本編のカットいくつからいくつでどの曲を鳴らす』というのをまとめたリストを音響監督(まれに監督)が決める。
もちろん曲の秒数とシーンの秒数はぜんぜん合わないので、そこは
音響スタジオ側の『録音』という職種でクレジットされてる人が、切ったり貼ったりして尺に合わせる。
またシーンの雰囲気に合わせて楽器を抜いたり、下手するとフレーズを短縮したりとか、けっこう好き放題いじる。
(そうしないと映像に合わないので…)
これをダビング当日までに行っておいて、監督や音響監督がダビング会場で聞いて、
最終的な微調整の希望を言ってその場で調整、音響完パケって流れになるね。
まあそんなわけで普通のアニメにおいては
作曲の人と会うのって発注のタイミングが最初で最後で、あとは上がってきた曲聞いて「良いっすねー」って言うくらいしかできないから
あんまりよくわかんないってのが事実なんよな
音楽プロデューサーの人にびっぷらに降臨してもらわないと>>144の知りたいことはわからんと思う
ミュージカル物とかアイドル物とかだと楽曲の重要性が飛躍的に高まるから、
音楽側がもっと序盤から(それこそシナリオ時点から)関わったりもするし、
あとは作品によってはフィルムスコアリング的な作り方をする場合もゼロではない
(ただし金も手間もかかる上にスケジュールが厳しくなるのでいろいろ大変)
そういう案件のほうが大変だろうけど音楽側としては面白いんだろうね。
俺はやったこと無い。
>>148
こんなにたくさん答えていただけるなんて思っていませんでした 知らない話もかなりあって面白かったです
貴重なお話ありがとうございました
>>149
ふわふわした話になってしまってるので
聞きたいこと絞って聞いてくれればもっと深く答えるよ
中々参考になる良スレだわ
エヴァとか絵と曲のイメージの適合がまさに完壁だしな
ゾンサガとかも音響班は苦心しただろう
>>150
どうも
ゾンサガもそうだけど
劇中ライブとかラップとかがある作品は、シナリオ進める時点で曲を発注して
曲が上がってから絵コンテって段取りになるので
普通の進め方とは順序が逆になるね
はえー音響とか銀英伝でクラシックおしゃれだなぁくらいしか思わなかったわ
>>151
銀英伝はもともとかなり音楽には金かけてそうだけど
そうでなくとも昔の作品の方がみんな劇伴生演奏だったから
なんでもない作品のBGMがすげーリッチな音だったりするよね
原作ある場合原作者からこの原作のセリフ変えてくださいとか、シーンなんとかしてくださいとかって要望あったりする?
漫画家も小説家も人間だし締め切りあったら熱くなって冷めぬままの黒歴史のオンパレードとかって場合もあるのか気になったから聞きました
行くとこ行って筆にヒビ入ったりアニメ化されて筆が重くなったりする原作者もいるけど、このことはどう思う?
むしろ続きが極端に輝く原作者もいるけど、気になって原作買ったら続き出ないとかあるからどちらとも言えないけど…
>>153
>原作者からの要望
もちろんあるよ
俺自身の経験でも、アニメの構成を決める段階で
「このエピソードは当時の流行りでいれたけど別に気に入ってないんでいじってもらって構わない」
みたいな話を編集経由でされたことはある。
ネットで有名なエピソードだと、聞いた話だけど
さくら荘のサムゲタン騒動って、アニメ制作側が勝手に改変したみたいになってるけど
スタッフリストを見ればわかるんだけど、あの作品って原作者の鴨志田さんが脚本チームに参加してるのよね
実は原作でおかゆだったのをサムゲタンに変更するのって、原作者の鴨志田さんが言い出したらしい
まあそんなこんなで
やっぱ原作者からしてもアニメ化に際して変更や調整したい部分がいろいろ出てくるのは当たり前なんじゃないかな。
もちろん原作者の性格にもよるけどね
>筆が重くなったりする原作者もいる
これは実際見ての通りなわけだけど
別に小説や漫画を書き続けるのが義務ってわけじゃないからね
やっぱ創作活動って身を削り続けなきゃいけないから、凄くしんどい行為なので
アニメ化の時点で燃え尽きちゃう人はそりゃ居るだろうなって感じ
そして一度モチベ切れちゃった人にやる気を再び出して貰うのは至難の業っすよ。
アニメ一本だけで一生食えるような収益は入らないんだけど、
もともと兼業作家だったりバイトしてたりで、創作とは別の生活基盤がある人も多いから
アニメ化されてそこで満足して辞めちゃう人もいるだろうし。
義務感で完結まで必死にやってくれる人もいるから、そういう人を応援してあげてほしい。
>>155
ほえぇ…30分アニメ1話分で何枚の絵が必要なのか考えるだけで気が遠くなる…
ぬるぬる動くアニメにするにはそれこそミリ単位の差がある絵が必要だろうし…
そう考えると国民的長寿アニメってどうなってんだ…ストックあるにせよ追いつかれないよう作り続けてるだろうし…
>>156
30分アニメ1話あたりだと
日常モノとかのあんまり動かない作品でも4000枚、アクション作品だと6000~10000枚くらいの枚数が使われてるとされてるけど
これは動画と呼ばれる『清書済み』の絵の枚数なので、
それに至るまでの下書きや指示書きを含めれば、その倍の1万~2万枚の絵が平均的に描かれてる
これに加えて背景も300枚も必要だしね
こんなわけわからん芸能が、国の保護や補助なしで市場が成り立ってるのは本当に奇跡だと思う
>>157
しかもそこまで頑張って作ってもネットですぐ批判する人らにクソアニメとか叩かれたらたまったものじゃないね…
業界人って精神衛生上あまりネット見ないようにしてるのかしら
>>158
みんなネット見てるよ
twitterやまとめブログ見てる人が多いと思う
叩かれることよりも普通に楽しんでみてくれてる書き込みのほうが圧倒的に多いからモチベになるしね
あと、俺は演出家だから「演出つまんねぇ」って言われない限りは痛くもかゆくもないからね
「作画悪い」とか「シナリオつまんねぇ」って言われても俺がやったわけじゃ無いからなとしか思わん
そういう意味では基本SNSじゃ褒められた経験しかないわ俺
>>160
公的機関からの評価って一般に対して業界のベンチマークにはなるよな
最近でほっこりした作品といえば着せ恋やイエスタデイをうたって
あたりかな
定期的にやって欲しいジャンルなんだが海外受けはイマイチなんだろうな
>>168
まーでも表彰されたことがそもそも一般に知られてないからねぇ…
どうやって文化的地位を上げていくかはAJAとかJanicaとかも頑張って考えて欲しい…
>>168
横レス失礼
イエスタデイをうたってってググってWikipediaであらすじだけ見たら面白そう!
…でも「イエスタデイをうたって」ってGoogleの検索バーに打った時に予測で盛大なネタバレみたいなのが出てきてしまって少し萎え…おのれGoogle…
あと、着やせ恋ってほうはググっても出てこないけどマイナーなのかな?着やせする子の恋物語的な…?
>>169
イエスタデイは連載終了後五年後あたりでアニメ化と
ちょっと珍しいタイプw
着せ恋は「その着せ替え人形は恋をする」(そのビスク・ドールはこいをする)の略称ね
タイトルからだと人形に魂が宿る展開っぽいけど
実はコスプレものw
>>170
おぉありがとう!「着せ恋や」ってレス見て「着やせ恋」だと思い込んでた…通りで「着やせ恋 アニメ」とか打っても出てこないわけだ…!
ググったら面白そうだけどエッチィのかしら?どっちもメモっとく!
>>171
美少女モノ苦手じゃなけりゃごちうさ1期とかも面白いよ
(2期以降は惰性だからあんまりだけど)
美少女動物園と揶揄されることも多い作品だけど、メインキャラ同士の距離の縮め方とかがいじらしくて、
俺的にはびんちょうタンと同じジャンルの作品だと思ってる
アニメーションってパラパラ漫画の要領で何枚もの絵を繋げて作るイメージしかないんだけど今の時代だともっとデジタル的な作り方なのかな
>>154
今でも一番スタンダードなアニメーションはパラパラ漫画の要領で1枚1枚手書きしてるよ。
だからこそ人の怨念みたいなのが絵に籠もるんだよね。
CGとかフラッシュアニメとかでデジタル的な作り方をすることも出来るし、
海外の作品とかはどんどんそうなってるんだけど
日本のアニメ業界が強いのは、馬鹿正直に1枚1枚書き続ける、ある種の呪術的な魅力にあると思う。
国が下手に口出して来ないから競争原理が適切に働いてこの域にまで来れたと思う
ところで文化庁なり文科省の推薦だの叙勲や褒章も最近チラホラ増えてきてるけど
業界の受け止め方はどう?
それと同じアニメでもテレビと映画だと業界では完全に別系統?
>>159
>推薦だの叙勲や褒章
こういうの出る人は現役プレーヤーというよりも
ある種レジェンド的なご隠居に出るものだから、現場的には自分事とは思ってない感じだね
別に表彰さたくてアニメ作ってる人は居ないだろうから…
ヒット作出すほうがよほど誇らしい感じ。
結局表彰されてんのもヒット作出した結果だからね。
ただ、あくまで個人的な意見としては、ちゃんと文化として残していくためにも
一定の公的な評価が得られるのは良いことだとは思う。
>テレビと映画だと業界では完全に別系統?
これはアニメに関しては全く同じだね
ちなみに実写でいうテレビ業界と映画業界どっちに近いかと言われると映画寄りの文化だよ 業界用語とか。
古いアニメだけどびんちょうタンの製作陣に知り合いがもしもいるならあのアニメのいち視聴者が素晴らしい作品をありがとうと感謝していたと伝えておいてください…
絵柄で萌えアニメと敬遠されがちだけど大好きな作品です
アニメ見たあとに漫画もグッズも買い漁ったのはあれが最初で最後かもしれない
こういう感謝的な感想を直接言える場ってどうしたらいいの?メーカーに手紙を送るとかかな?
びんちょうタンはもう古すぎて今更だからあれだけど今後こういった作品に出会えた時のために参考までに教えてほしい
>>161
だいぶ古いなw
ファンレターとかは制作スタジオになるべく早いタイミングで送って上げてください
納品終わると制作チームは即時解散・離散しちゃうのでまとめて感謝を伝える方法は無くなるんよね
ちなみに10年以上前の作品のスタッフとか
同じスタジオに残ってる可能性は数%以下だと思う
びんちょうタンの監督の古橋さんはいまもSPY×FAMILYとかでバリバリだけど
逆に言えば当時の制作スタジオであるスタジオディーンにファンレター送ってもしょうがないってことだからね
162-163
詳しくありがとう
最近アニメ全然見なくなってしまったから疎いのよね
ひとつ聞きたいのだけど、自分の好みのアニメを探す場合って同じ監督さん繋がりの作品で探してもあまり意味ないのかな?
びんちょうタンみたいな悪者のいない世界なのにどこか切なく心があたたまるような作品が好きなんだけどどういう探し方がいいのかな
それとも食わず嫌いせず色々見るべきなのだろうか
>>164
好みの作品を監督で探すのは十分意味あると思う……というよりかは、
制作会社や放送枠なんかで探してもまったく意味なさすぎて、そこくらいしか探す基準が無いよね。
とはいえ、同じ監督が同じような作品ばっかりやるわけではないので…。
たとえば、びんちょうタンの監督の古橋一浩さんって、日本のテレビアニメの監督としては最高峰の一人なんだけど
Wikipediaとかで作品リスト見て貰えば判るけど、多岐にわたるジャンルの作品をやってて
むしろびんちょうタンみたいな作風は異色だったんだよね
なので、あんまりアニメ見ない人が監督で次の作品を選ぶっていうのは難しいかも。
ただ、普段からアニメ見る俺なんかからすると、
やっぱり監督の手腕ってのは大きいなと感じるし、古橋さんもそうだけど腕のある監督は
どんなジャンルでも面白くしちゃうので、監督の名前に注目していくのは悪くないと思うけどね。
ちなみに合うアニメの探し方としては
yahoo知恵袋とかで「どこか切なく心があたたまるような作品がいいです」って聞いてみるくらいしか思いつかんわw
もちろんいろいろ見てほしいけどね
「どこか切なく心があたたまるような作品」っていうなら
CGアニメでいろいろ炎上の種になっちゃったけど、たつき版のけもフレをお勧めしとく
あれは面白い
>>165
おぉ…めちゃくちゃ詳しく本当にありがとう
>>166
能力バトルは俺も苦手 仕事ではやるけどね
声優の豪華さや芸能人起用って原作ありの作品か原作なしのオリジナル作品かで違ってくるの?
原作ありだとあまり知られていない声優や駆け出しの新人や本職声優ではない芸能人が多くて、原作なしだと原作ありよりも人気声優やベテラン声優が多くて新人は少ない印象
>>167
うーん、まあ確かに強いて言えばそういう傾向は若干あってもおかしくない…かな? くらいで
正直あんまり関係ないと思うわ
有名声優使ってる原作モノもあるし、良くも悪くも攻めたキャスティングするオリジナルアニメもあるからねぇ
結局はメーカーPの考え方と、委員会組成次第だから…
コメント一覧 (22)
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- 2022/07/24 11:39
- これは本当松
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bipblog
がしました
-
- 2022/07/24 11:45
-
アニメ監督のアニメを作ってくれたら分かりやすいと思う
文字情報だけだと分かりにくい -
bipblog
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-
- 2022/07/24 11:49
- ヤマ○ンも監督やらずに演出だけしてれば、今頃は業界重鎮になれてただろうにw
-
bipblog
がしました
-
- 2022/07/24 12:02
- 面白かった
-
bipblog
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-
- 2022/07/24 12:09
-
※4
京アニをクビにされてからは、監督だけじゃなく演出好きにやらせても全然パッとせずに消えたし、その演出とやらも結局は京アニのアニメーターが介護してただけだと思うわ -
bipblog
がしました
-
- 2022/07/24 12:15
-
モンスタークレーマーな原作者だとアフレコ時に「コンテチェックであったシーンがない!」って元々なかったものをあるはずだと思い込んでブチギレてるのは見たことある。
結局他のシーンの尺を少しずつ削って急遽カット追加したけどこういうのは困るよね。 -
bipblog
がしました
-
- 2022/07/24 12:33
- なんでけもふれ2を作ったんですか?
-
bipblog
がしました
-
- 2022/07/24 12:43
- 知らん事だらけで面白かったわ
-
bipblog
がしました
-
- 2022/07/24 12:45
- 社員を洗脳とか言ってるけどやたら技巧があって独立できる人物ばかりなら苦労しないし流動性とか言ってるけど無駄に独立者がスタジオ新設してブラック経営してるのも問題だろ
-
bipblog
がしました
-
- 2022/07/24 13:10
- 自らの思想や哲学を作品に反映できないアニメ監督に受け手には教養をと言われましてもねえ
-
bipblog
がしました
-
- 2022/07/24 13:48
- これはいいまとめ
-
bipblog
がしました
-
- 2022/07/24 14:54
- コナンのS氏って誰やねん
-
bipblog
がしました
-
- 2022/07/24 15:04
-
ワアも作画上がりで副監督的なことやったので共感出来る部分と何言ってんだこいつみたいな部分があっておもろかった
当然だけど人によって色々ちゃうもんやな -
bipblog
がしました
-
- 2022/07/24 15:44
-
半年後、2期やります
7年後、2期やります
後者はファン舐めすぎやろ? -
bipblog
がしました
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- 2022/07/24 15:45
- とてもよい。内側の人の話は面白いな。
-
bipblog
がしました
-
- 2022/07/24 18:24
-
全うな内容で面白かったわ
掃除屋の下りは個人主義で報酬を高めることを是とするなら
ありがたい必要悪だと思ったけどこの監督さんは苦々しく思ってそうだな
多分どうしようも無い案件ならやっつけでは無く破綻した方がましだと思ってそう。まあ一理ある -
bipblog
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-
- 2022/07/25 00:39
-
ほんと面白かった
この監督さんがどう思ってるかは知らんけど攻殻の後継としてPSYCHO-PASSは人気あったと思ったけど映画の続きが出てこないのは3期と映画が売れなかったから企画自体がポシャったのかね -
bipblog
がしました
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- 2022/07/25 09:44
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殊更に声優と作画の話ばかりしか聞こえてこないアニメ関係で音響とか撮影の話が見えるのは珍しい
やっぱ音も絵と同じで切ったり貼ったりするんやねぇ
-
bipblog
がしました
-
- 2022/07/27 15:05
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※19
さんきゅー
ツイッター見たら色々とぶっ飛んでて草生えたわ -
bipblog
がしました
めっちゃ詳しく教えてくれてるね
おつです
bipblog
がしました