全部メジャーどころですけどね
お勧めする順から書いてく
どこがお勧めとかめんどくせーことは書かないお
ライ麦畑でつかまえて/J・D・サリンジャー
実をいうと、女の子と━━といっても、淫売やなんかじゃない女の子だぜ━━もう少しでそうなりそうなとこまで行くと、たいていの場合、女の子のほうで、やめてくれって言いつづけるんだな。
僕の困ったとこは、そこでやめちゃうんだよ。
たいていの奴はやめないけど、僕はやめないではいられないんだ。
果たして女の子が、本当にやめてもらいたいのか、ただ、ひどくおびえてるだけなのか、それとも、そう言っておけば、こっちが最後までやっちゃったときに、責任をこっちにもってこれるからというんでやめろと言ってるだけなのか、わかったもんじゃない。
けど、とにかく僕は、やめてばかしいるんだよ。
相手が気の毒になるんで、困るんだ。つまり、女の子って、たいていは、頭が鈍いかなんかするだろう。しばらく抱き合ってるうちに、見てると、相手の理性を失ってゆくのがはっきりわかるんだよ。
本当に燃えたときの女の子を見てみたまえ、理性なんかなくしちまってるから。
僕にはわかんないな。
相手がやめろと言うから僕はやめるんだ。
相手をうちまで送り届けてから、やめなきゃよかったといつも思うんだけど、やっぱし僕はやめてばかりいるんだ。
俺からは重松清の疾走をすすめる
>>8
重松清ははずれくじが好き
疾走も大変おもしろいけど
俺は小川洋子の博士の愛した数式を勧める
小川洋子は薬指の標本だろ
じゃあ俺も
熊谷達也・著『邂逅の森』(文春文庫)
直木賞受賞作。獣と人間の偽らざる類似性と、獣と人間の絶対的な隔たりの、その両方に触れた名著
山という、本来人間が生きていくことを許されない場所において、人間が示しうる力のすべてを余すところ無く描写した必涙の一冊
>>14
近年で一番売れなかった直木賞受賞作だっけ?
嫁さん連れ戻すところまでは普通のいい話だったんだけどその後が凄まじかったなぁ
>>26
アレが売れないなら終わってるわマジ。熊谷達也は東北に対して極めてドメスティックなのは認めるが、それにしてもああいうちょっとダサい感じが熊谷達也のいいところなのに受賞と前後して「女性描写がなんかチープ」って言ってる人がいて悲しくなったわ
お前ら東北の北の山奥の、マタギっていうお前らがおおよそ知り得ない文化を扱った作品においてもお前らの基準を適用すんのかよと少し逆上した覚えもある
>>15
リョナ厨か?
>>43
そういうわけじゃないけどケッチャムは全部読んだ
人間の獣っぽさなら『蠅の王』も中々
世界史 マクニール
めっちゃ面白かった
酔歩する男/小林 泰三
「俺はなんだろう?」
あなたは犠牲獣。
「何故、人は安心していられるのだろう?」
波動関数が収束するから。
「俺を苦しませるものは何?」
それは運命。でも、本当は違う。
「何故、人は希望を捨てられないのか?」
波動関数が発散するから。
「君は誰だろう。」
わたしは手児奈。
>>24これ読み終えたとき手が震えたよ
限りなく透明に近いブルー/村上龍
村上龍のエッセイは気に食わないって人たまにいるんだけど、これと、愛と幻想のファシズムと、コインロッカーベイビーズ読めば、自然とエッセイも受け入れられるようになる。
俺は孟嘗君を推すよ
風洪の話が半分近いけど
金城一紀・著『REVOLUTION・No.3』(講談社)
昭和63年~平成元年生まれの読書家に愛好者が多い一冊。青春というなんかわけわからん時代の素晴らしさを鋭く切り取った一冊
著者の金城一紀は『GO』で直木賞を受賞しており、在日文学の第一人者としても有名
初夏と晩夏はこころを読みたくなる
岡嶋二人はチョコレートゲームしか読んだことないけど面白かったな
ジョンアーヴィングとか好きそうだな
>>49
4作くらいは読んだ気がする
サーカスの息子が一番好きかな
京極夏彦・著 『魍魎の匣』(角川文庫他)
京極夏彦とはどんな作家であるのか知りたかったら読むべき本。人間の倫理の限界に挑戦する謎解きが連続する
推理モノとしてはギリギリだけど、たとえ推理作家だってこんなイカレたトリックは思いつかないだろうと思うところに京極の素晴らしさがあると思う
お前らドグラ・マグラってどう思う?
>>98
妙にハードル上げられてるけど、
結構普通のミステリーとして読めると思う
本筋に関係なさそうな文章が続くのは、
京極堂シリーズの薀蓄みたいなもので
トンデモトリックに説得力を持たせるためのものだし
ちゃかほこちゃかほこ
基本ラノベばっか読んでる俺にオススメ教えてくれよ
>>56
すまん、書き方が悪かった
基本的にラノベばっか読んでるけど、たまにはラノベじゃないのも読んでみたいからオススメ教えてくれ、と言いたかった
あ、ぼくはお城の王様だを入れ忘れた
告白なんて勧めてる場合じゃなかった
小室直樹・著 『日本人のための宗教原論』(徳間書店)
日本の社会学史にその名を残す天才・小室直樹が、日本人のために宗教についてわかりやすく噛み砕いた本
この本一冊あれば「仏教徒は何か?」とか「イスラム教徒は何か?」みたいな本はいらない。宗教にいざ興味が湧いたら、取り敢えずこの本だけあればいい
日本人がどうして宗教音痴なのか知るのに宗教この一冊を上回る理解が得られる本はあるまい
ロマンロランのベートーベンの生涯って買ったぜ
>>110
それに心動かされたら、同じくロマンロランの「ジャン・クリストフ」に行くといい
何回も読みたくはないが、傑作だ
>>112
それ長いw
色んな音楽家の伝記が読みたい。
それも読んでみたいけど
高杉良 / 小説 会社再建 「太陽をつかむ男」
7、80年代 不渡り寸前の造船企業を再建していく話
実際の事柄を元に関係者に取材を重ね組み立てた作品なので
ノンフィクションに近い感覚
企業小説って結構面白いよね。
向日葵の咲かない夏ってどうなの?
>>119
読んで無いけど良い評判はよく聞くな
>>119
評判がいいらしいから俺も読んでみようかな。
宮城谷昌光の「介子推」おすすめ
>>127
宮城谷さんは「夏姫春秋」を読んだことあるわ
めっちゃ良かったからそれも読んでみるわ
>>128
夏姫春秋読んでるなら
介子推以外にも時代が横で繋がってる作品多いからいろいろ読んでみるといいよ
いろんな人物視点で同じ時代が楽しめる
>>130
あの薄さで濃いキャラいっぱい出てるからな
いろいろ漁ってみるのが楽しみだわ
プルタルコス英雄伝
>>132
テセウスからアントニウスのまで数十の列伝があるけど、誰についての伝記がオススメ?
>>137
ベスト3挙げる
No.1 小カトー
No.2 マルクス・ブルータス
No.3 カエサル
プルタルコス英雄伝中でも小カトーとマルクス・ブルータスは特に徳性の面で卓越した人物
さらにブルータスの苦悩はシェークスピアも題材にしてるように非常に心打つ
カエサルの伝記は、この人物のバランス感覚と寛容さ、政治的妙技を楽しめる
個人的には他にスッラやアントニウスの伝記も良い、彼らの大度はなかなか痛快
氷菓っぽいニヨニヨ出来るラノベじゃない小説教えろ
>>133
ゲド戦記
コメント一覧 (28)
-
- 2023/06/02 15:40
- まぁハルキストじゃなさそうだからまだマシかな...?
-
bipblog
がしました
-
- 2023/06/02 15:54
- ドグラマグラはカバー無しだと人前で読めなかったな
-
bipblog
がしました
-
- 2023/06/02 16:10
- 聞かれたら答えるぐらいでいいのに
-
bipblog
がしました
-
- 2023/06/02 16:18
- ハルキストもきついが、アンチの嘘松が多すぎる
-
bipblog
がしました
-
- 2023/06/02 16:26
- いかにも頭の悪い大学生って感じが出てて良いと思うよ
-
bipblog
がしました
-
- 2023/06/02 16:44
- いい加減村上春樹と池田大作はノーベル賞取らないと信者が毎年毎年恥かいてて可哀そうで見てられない
-
bipblog
がしました
-
- 2023/06/02 16:45
-
ゲーム好きが好きなゲーム薦めるのといっしょ
読書もしょせん趣味でしかなく高尚なものではない -
bipblog
がしました
-
- 2023/06/02 16:57
-
まとめで出たタイトルの中では酔歩する男と魍魎の匣が好き
種類は違うけどどちらも読んでる最中に目眩がして足許がぐらつく感覚が味わえる作品だった -
bipblog
がしました
-
- 2023/06/02 17:37
-
ケッチャム好きだな
鬼畜系とか救いがないとか言われるが
根底には人の良い側面を信じたい感がある
-
bipblog
がしました
-
- 2023/06/02 18:09
- 斜に構えたダッセーコメント多いなあ
-
bipblog
がしました
-
- 2023/06/02 18:45
-
4のレスだけ良かった、ちょっと読んでみたくなったもん
如何に評価されてるとか手が震えたとかそういうのどうでも良いから
具体的に読んでて楽しいとこ教えてよ -
bipblog
がしました
-
- 2023/06/02 22:09
- そして誰もいなくなったって登場人物がいいよねえ、、対決シーンとかラストシーンとか今でも全然色褪せない。
-
bipblog
がしました
-
- 2023/06/02 22:38
-
正直サリンジャーは意味わからんかったわ
何言ってんだこいつ?ってなる -
bipblog
がしました
-
- 2023/06/03 18:38
-
「読書好き」になって1年たったという感じのラインナップだね
まだ他人にオススメされた本とか、ネットで有名な本を読んでるころ -
bipblog
がしました
本屋大賞の方がマシなレベル
bipblog
がしました